●攻撃には強いが、守備には弱い
毎年、平均指数を上回る収益率を出して投資者を熱狂させた未来(ミレ)アセットは、最近、国際的な株安の影響でコーナー際に追い込まれている。未来アセットが保有している全体株式型ファンド(設定額100億ウォン以上)のこの3ヵ月間の平均収益率(29日基準)は、国内が−24%、海外が−22.33%に達している。40の国内ファンドのうち、この6ヵ月間収益を出したファンドは皆無だ。インサイトファンドは、昨年設定以後、収益率が−20%台で推移している。
未来アセットファンドが上げ相場で特に不安定さを見せているのは、攻撃的な投資の性格のためだ。未来アセットが保有している国内株式型ファンドの3ヵ月間のベータ係数は1.34で、ファンド運用規模が1兆ウォン以上の資産運用会社の中で最も高い。
ベータ係数とは指数が動くとき、銘柄がどれほど敏感に変動するかを示す数値のことで、例えば、ベータ係数が1の場合、KOSPI(韓国総合株価)指数が10%値上がりした時は10%の収益が出る。未来アセットのベータ係数が1.34ということは、KOSPI指数が10%上がれば、未来アセットのファンドは13.4%の収益を出すということだ。
主にベータ係数の高い銘柄を取り入れているファンドは、右肩上がりの相場では優れた成果を生むが、逆に下げ相場の時は変動性が大きいため、さらに大きな損害を被るようになる。
●まだまだ評価は早い
未来アセットがこれまで優秀な成果を収めてこれたのは、市場での影響力が強かったからだという指摘もある。未来アセットは株式型ファンドの受託額が37兆5622億ウォン(昨年末基準)で、32%のシェアを占めている。
ある資産運用会社の本部長は、「マーケットで占める割合が多いため、未来アセットが買い入れると株価が上がり、売りに出すと株価が下がる現象が起きる」とし、「よい銘柄を買うのではなく、自ら株価を押し上げるのだ」という見解を述べた。
証券街では、独走している未来アセットに厳しい視線を向けている反面、未来アセットが失敗すれば、全体の資産運用会社がつぶれてしまうという「未来アセットリスク」に対するコンセンサスも生まれている。あるファンド・マネージャーは、「未来アセットの長期成果は優れているので、最近の下げ相場で不安定な様相を見せているとは言え、一方的に悪い評価を下すのはまだまだ時期尚早だ」と話す。
28日、記者と会った未来アセット資産運用社長のク・ジェサン社長は、「2000年の
情報技術(IT)バブルと2001年の9・11テロの時にも乗り切った。長期的に見れば、いつも我々は正しかった」と述べた。
ク社長はまた、「今の収益率がどうしてこんなに悪いのか言われれば、返す言葉もないが、利益や成長、トレンドを重視した未来アセットの投資は成功を収めてきた」とし、「マーケットを見る観点と投資戦略のスタンスに変化はない」と断言した。
ssoo@donga.com






