ソウル大学は、大学別の入学定員枠を最大150人に制限し、非法学専攻者と他大学の出身者をそれぞれ3分の1以上選抜するという内容を盛り込んだ政府の「法学専門大学院の設置・運営に関する法律(ロースクール法)の施行令」に対し、「一部反対」の意見書を提出した。
胡文赫(ホ・ムンヒョク)ソウル大学法学部長は26日、「最近、教育人的資源部からロースクール法施行令についての意見を提出するよう要請され、△個別大学の入学定員制限、学生選抜時のクォーター制導入、△法学教育委員会の議決定足数に問題があるという内容を伝えた」と話した。
ソウル大学は、大学別の入学定員を制限することは法学教育の多様性、専門性、国際化を追求する上で障害要因となり、ロースクールの脱落大学を減らそうとする政策面での考慮だと批判した。
ロースクールの総入学定員枠を3000人に増やし、大学別の最大人員も300人以上にならなければならないとのことだ。
クォーター制の導入も憲法に保障された大学の自律権を侵害し、逆差別を生むことになるとして長期的には廃止されなければならないと指摘した。その代わり、短期的に他大学出身へのクオーターは5分の1以下に減らせることにし、非法学専攻者のクオーターは2007学年度の入学生がロースクールに入学することになる2011年(兵役を考慮すれば2013年)までは4分の1に下げることができるという案を示した。
また、ロースクール設置認可と個別の入学定員を決める法学教育委員会の議決定足数を、円滑に議事進行させるため、在籍3分の2以上から過半数の賛成に変えなければならないとした。
高麗大学も入学定員制限について反対意見書を教育部に提出した。高麗大法大の河京孝(ハ・ギョンヒョ)学長は、「競争力のある法学教育のためには定員に制限を置くことは適当ではないという意見を提出した」と話した。延世(ヨンセ)大学は意見提出はしなかったが、定員制限に反対すると明らかにした。
しかし、これらの大学を除いた大部分の大学は、入学定員の上限制が必要だと主張している。
turtle@donga.com






