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李承鎏、読売への移籍が具体化

Posted January. 16, 2006 03:00,   

「うちのチーム(巨人)について李承鎏(イ・スンヨブ)に直接電話をして説明したい」

李承鎏(30)の巨人入団がだんだん具体化して行く中で、原辰徳巨人監督が李承鎏に対して高い関心を見せた。13日、ロッテから電撃自由契約選手の身となった李承鎏の今後の進路は、日本プロ野球の最高名門球団である巨人に固まりつつある。日刊スポーツ、スポーツ報知など日本のスポーツ専門紙は、14日から相次いで李承鎏の「巨人」行きを主要記事として取り扱っている。

●巨人の1塁が狙える

日本国民の50%が巨人ファンと言えるほど、日本国内での巨人人気は高い。李承鎏は昨年もたびたび「名門球団の巨人でプレーしたい」という考えを明らかにしてきた。しかも巨人は、李承鎏が望んでやまない守備のできる環境が整えられているチーム。巨人不動の1塁手だった清原和弘がオリックスへ移籍し、西武から一級投手の豊田清を連れてくる代わりに、1塁手の江藤智を補償選手として渡した。しばらく前、米国からジョー・ディランを1塁手として連れてきたが、まだ実力が検証されていない状態だ。

原監督は、「李承鎏は1塁と外野守備を消化できる。また、韓国を代表するスーパープレーヤーだ」と誉めた後、「しかし、主力としてプレーするにはチーム内での競争が避けられない」と話した。一方、李承鎏は巨人が所属しているセントラルリーグのチームに、特に強かった。昨年30本の本塁打を記録した李承鎏は、インターリーグ29試合で12本塁打と27打点を挙げた。阪神との日本シリーズでも、3本の本塁打を含めて11打数6安打と高記録を出した。

●年俸18億ウォン…マネーゲームをするつもりはない

李承鎏と巨人は現在、入団そのものには合意したものと見られる。残っているのは契約条件。これについて清武英利・読売球団代表は15日、「ロッテが提示した年俸を含めた総額2億5000万円(約22億5000万ウォン)より低い金額を考えている。マネーゲームをやるつもりはない」と言い切った。巨人は2億円ぐらいを提示するものと見られる。

●ロッテ「承鎏さん、お願いだから戻って来て」

チーム最高の本塁打者である李承鎏を逃す危機に直面したロッテは、尻に火のついた状態。瀬戸山隆三球団代表は、「韓国に直接行く誠意を見せる必要があるならば、もちろんそうする」とし、李承鎏の心を取り戻すのに懸命だ。しかし、「すでに最上の条件を示しただけに、新しい条件を示す考えはない」と話した。



uni@donga.com