「子持ち選手」チョン・ジュウォン（３３）とテズ・メグウィリアムズ（３５）が率いる新韓（シンハン）銀行が、開幕戦をあざやかな逆転勝ちで飾った。
２０日、奬忠（チャンチュン）体育館で行われた新韓銀行と錦湖（グムホ）生命の女子プロバスケットボール冬季リーグ開幕戦。
夏季リーグチャンピオンの新韓銀行は、ガードのチョン・ジュウォン（１０得点、６アシスト）の老練な試合運びと、米女子プロバスケットボール（ＷＮＢＡ）出身の助っ人センター、メグウィリアムズ（２４得点、２５リバウンド）の活躍に支えられ、今シーズンの有力な優勝候補に挙げられる錦湖生命を６７ー６２でおさえた。
勝利の主役、チョン・ジュウォンとメグウィリアムズはいろいろと共通点が多い。チョン・ジュウォンは韓国人選手の最年長であり、メグウィリアムズは外国人選手の最年長だ。チョン・ジュウォンには１歳の娘がおり、メグウィリアムズには１７歳と３歳の２人の娘がいる。
高齢による体力の負担が大きいにもかかわらず、徹底した自己管理で、若い選手たちと堂々と渡り合うという点も似ている。チョン・ジュウォンは、コートを走りつつも力を温存し、最後の４クォーターに全力を注ぐほどクレバーなプレイヤーだ。メグウィリアムズは普段、一日の食事量を細かく自分のノートパソコンに保存しており、専属トレーナーがつくったウェイトトレーニングのプログラムを日課としている。
こうして親しくなったチョン・ジュウォンとメグウィリアムズは、後半に入ってから、さらに威力を発揮した。新韓銀行は、２９ー４１とリードを許していた３クォーター中盤、チョン・ジュウォンの３ポイントシュートを皮切りに、メグウィリアムズが相次いでシュートを成功させて連続１０点をあげ、２点差まで追撃した。勢いに乗った新韓銀行は、６２ー６２で８回目の同点となった４クォーター終了３分９秒前、チン・ミジョン（１５得点）の３点シュートに続き、終了２分２０秒前、カン・ジスクがメグウィリアムズの攻撃リバウンドを受けてシュートを成功させ、勝負を決めた。
ウリ銀行からトレードされた李ジョンエが１３得点、８リバウンドをあげた錦湖生命は、助っ人トレベサ・ゲントが１クォーターで早くも４反則をとられ、守備が崩れたのが敗因だった。
kjs0123@donga.com
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