金雨植(キム・ウシク)大統領秘書室長が最近、盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領に辞意を表明し、盧大統領はこれを受理する方針だと金晩洙(キム・マンス)大統領府報道官が17日、発表した。
金報道官は、「金室長が、『政権後半期が始まる時期(25日)を迎え、大統領の国政運営の幅を広げたい』という意思により辞意を表明した。盧大統領が今月末頃、金室長の辞表を受理するとみられる」と述べた。
大統領府内外では、金室長の辞任を機に、盧大統領が大統領府の首席秘書官・補佐官と閣僚の一部を入れ替えることで政権後半期の新しい陣容を構築すべく、人的刷新に乗り出す可能性もある、との観測が出ている。
金室長の後任には、金秉準(キム・ビョンジュン)大統領政策室長が有力視されているが、李相洙(イ・サンス)前ヨルリン・ウリ党議員など政治家が起用される可能性もある、との見方もある。
与党内部では、政権後半期の政局主導力確保のため、政治力のある人物が大統領秘書室長にならなければならないという意見が多く、盧大統領が政治家を起用するかどうかに関心が集まっている。
金室長は今後の内閣改造の際に副首相級に任用されるだろうともみられている。
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