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米「北の核物質製造を遮断」、NPT改正進める

米「北の核物質製造を遮断」、NPT改正進める

Posted March. 15, 2005 22:36,   

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米紙ニューヨークタイムズが15日報じたところによると、ブッシュ米大統領は、北朝鮮とイランなどいわゆる「ならず者国家」が核物質を生産できないようにするため、NPTの改正を進めている。

同紙によるとブッシュ大統領は、現行のNPT体制には、ある国家が自国の核施設と関連して国際原子力機関(IAEA)の査察を受けるとしても、ウラン濃縮や使い済み核燃料棒の再処理技法さえ把握していれば、NPTを脱退した後で核兵器を開発しても、それを防止できない弱点があると判断している。

ブッシュ大統領は今年5月、ニューヨークで開催されるNPT評価会議でNPT改正を進めるだろう、と同紙は付け加えた。ニューヨークタイムズによると、北朝鮮は2年前にこうした条約の弱点を利用しており、現在多くの量の使い済み核燃料棒を再処理し兵器が作れるようになったと主張している。

ブッシュ大統領は、イランも結局、北朝鮮が歩んできた道に従うものと懸念しているとのこと。ニューヨークタイムズが伝えたところによると、ブッシュ大統領は、従来の核保有国家が、核物質を必要としている国家にそれを供給する案を考慮している。同案なら、密かに核兵器に使われる物質を生産できなくすることができるとのこと。

これに先んじてブッシュ政府は、NPT発足35周年を記念し、8日に発表した声明で「ならず者国家が商業向けの核開発計画という名のもの、兵器製造に使われる核物質を生産できるようにするNPTの弱点を防がなければならない」との考えを明らかにしたことがある。



異鎭  leej@donga.com