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厳しい就職戦線、国家資格も役に立たず

Posted January. 10, 2005 22:42,   

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「人気業種には会計士の資格も通用しなかった」

内外の会計士資格所持者200人が昨年末、SKテレコムの新入社員採用試験で全員脱落した。志願したある会計士は「1人か2人は合格すると思っていたが、全員脱落だった。これなら、最初から資格があることを隠したほうが良かったかも知れない」と話した。会計士資格を持つ志願者たちは、主に会計関連部署を志願し、脱落率が高かった。

就職の競争が厳しくなり、会計士や弁護士、MBA(経営学修士号)など、専門職の資格をもった人も「就職戦線」では合格できないケースが増加している。特に一部の人気業種ではこのような傾向が強まっている。

▲専門資格証、就職を保証できない〓過去には就職を保証してくれた会計士や弁護士資格が、最近は公企業や通信事業者などの一部の人気業種では力を発揮できなくなっている。

KTは昨年10月に実施した新入社員採用で国内の公認会計士98人のうち、2人だけを採用した。また、KTFの新入社員採用でも米国会計士資格を持った43人のうち、2人だけが最終的に合格した。

専門職の資格をもった人が脱落するのはこの分野だけではない。他の分野でも同じような傾向が見受けられる。

昨年12月、韓国石油公社の公開採用試験を受けた司法試験合格者4人は、1回目の書類選考で全員不合格だった。石油公社人事チームの関係者は「最初、法学部の専攻者4人を選んだが、10%の加算点のあった司法試験合格者らが全員英語の点数が低かったため落ちてしまった」と話した。

また、これまで米国のMBA資格は人気業種への就職を保証したが、今はそうではない。MBA資格をもった21人は昨年、LGカルテックスに志願したが、合格者はいなかった。

志願者たちから人気の高い企業では「海外派」が通用しなくなっている。LG精油の場合、海外で学士以上の学位を取った海外出身の志願者が365人いたが、1人だけが最終面接まで上がった。

LG化学も外国で大学を卒業した345人のうち、6人だけが就職の難関を通過した。

▲資格よりも業務能力を〓専門家はまず、一部の人気職種の競争が極めて激しくなったため、国家認定の専門職の資格も通用しなくなったと分析している。

実際、KTFの昨年の新入社員採用の競争倍率は160倍で、国内の通信事業者のなかではもっとも高かった。昨年最も給料が高い会社と知られたLGカルテックス精油は300倍を記録した。

また、国家資格を持っているとしても、それが現場で要求する業務能力とはかけ離れたものが多い、というのが専門家たちの指摘だ。SKテレコムは、「会計士の資格を持った志願者らは会計、または資金関連分野で働くことを希望したが、その部門の採用人員があまりに少なかった」 と説明した。

錦湖アシアナグループ広報チームの張星支(チャン・ソンジ)常務は「専門職の資格所持者が、面接試験で不合格になった場合、採用しないのが最近の流れだ」と語った。LG電子の採用担当者も「資格証のために点数が加算されるのは極まれなケースしかない。豊富な経歴と組織への融和能力などがもっと重要だ」と説明した。



丁偉用 李姃恩  viyonz@donga.com lightee@donga.com