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「北朝鮮体制、内部に亀裂の兆し」

Posted December. 26, 2004 22:49,   

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日本法務省傘下の公安調査庁によると、北朝鮮では、貧富の差が広がり犯罪が増加するなど統制面のゆるみが見られはじめ、内部亀裂の兆しが捕捉されている。

日本の各メディアが25日に報じたところによると、公安調査庁は、今年1年間の国内外の公安動向をまとめた報告書「内外情勢の回顧と展望」を公表し、北朝鮮情勢について「2002年からスタートした経済改革によって急速なインフレが進み、社会的混乱が広がっている」と説明した。また「経済改革や外部からの情報流入で、政府幹部の間にも経済的『勝ち組』と『負け組』の2分化が進み、体制は不安定化の兆しを見せはじめている」と指摘した。

続いてこの報告書は、02年7月1日の経済管理改善措置で、個人や企業による営利活動が認められた後、経済がある程度良くなったものの、社会的混乱が広がり、貧富の差の拡大とともに無断欠勤・窃盗・強盗が増大しているもようだと伝えた。

これによって、今後、体制への不満が高まれば、金正日(キム・ジョンイル)国防委員長体制の亀裂が進み、後継擁立に向け、指導部内で確執が生まれる可能性も大きい、との見方を示した。公安調査庁は、その根拠として、労働党幹部の更迭説が出ているのをはじめ、最近、後継問題と関連した動きが目立っている点を挙げた。



朴元在 parkwj@donga.com