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眠ってる時以外はバスケットボールのことだけ・・・

眠ってる時以外はバスケットボールのことだけ・・・

Posted November. 29, 2004 23:21,   

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チュ・イルスンKTF監督とチョン・チャンジンTG三宝(サムボ)監督。

41歳の同い年で、プロ・バスケットボール司令塔10人のうち、2人しかいない主務出身だ。

チュ監督は1986年、失業起亜(キア)チーム創立メンバーとして入団した後、翌年から1997年まで、マネージャーとして働いた。チョン監督も高麗(コリョ)大時代には、青少年代表までしたが、三星(サムスン)で負傷のため早めに引退した後、1988年から8年間は主務を受け持った。当時、起亜と三星の宿所が両方とも京幾道竜仁市(キョンギド・ヨンインシ)近くにあったので、2人とも選手たちの夜食を買いに行ったら、食堂で会ったこともたびたびあった。

選手たちの機微を察しながら面倒を見る主務は、指導者とは程遠い。しかし、チュ監督とチョン監督は、プロ監督としては一歩遅れて成功時代を切り開いた。

今シーズン、チュ監督の率いるKTFは10勝4敗で単独1位に上がっている。既にプロ・バスケットボールのトップに上がったチョン監督のTGは、KTFに1試合後れた共同2位。

スター指導者たちの間で彼らは、素手で所属チームの上昇を導いた。「監督が自分の役目を間違えば、主務出身だから専門性が欠けて仕方ないという話が出るのに決まっているのです。その話だけは本当に聞きたくなかったです。」

眠っている時を除いてはバスケットボールのことだけを考えるというチュ監督とチョン監督は、戦術と選手選抜などで参考になりそうであれば、先後輩を問わず、誰からでも学ぼうとしてきた。ベンチの悲しみを誰よりもよく分かるので、主戦とシックスマンを差別せずに、均等に出場機会を与える用兵術も似ている。

チュ監督は、「先に監督になって自分の位置を固めたチョン監督を見て、自信を得た。まだ足りない点が多いので、今後も学び続けるつもりだ」と言った。これに対してチョン監督は、「成績に対する負担が他の監督より遥かに大きかったが、良い選手に出会えたのが幸運」と謙遜した。

看板でない実力で生き残った彼らは30日、釜山(プサン)でシーズン2回目の正面対決をする。1次戦の時は、当時7連勝を走っていたTGがホームでKTFに敗れた。今回は状況が変わって、7連勝のKTFがTGを相手に、シーズン最多である8連勝に挑戦する。

あれこれと今冬、コートはより熱くなりそうだ。



金鍾錫 kjs0123@donga.com