
モビスのイム・グンベコーチは、前シーズン直後、当時コーチを務めていた電子ランドから大きな提案を受けた。兪載学(ユ・ジェハク)元監督がモビスに移って空席になったため、監督職についてほしいという提案だった。
しかし、イム氏は監督デビューの機会を断った。むしろ、兪監督についてモビスのコーチに移った。「まずは義理」という。
二人は現役のコーチング・スタッフの中で最長のコンビ。1999年、大宇(テウ)証券を率いていた兪監督が現代(ヒョンデ)所属だったイム氏を迎え入れたときから縁が始まる。今年で6年目。兪監督とイム氏はそれぞれ延世(ヨンセ)大学と慶熙(キョンヒ)大学を卒業して、選手時代、起亜(キア)と現代に入り、同じチームになったことは一度もなかった。
しかし、指導者として同じチームになった二人は、以来、買収や移籍などで新世紀−SKビッグス−電子ランド−モビスとチームが変わる間、ずっと一緒だった。
長年の信頼ゆえに、兪監督は監督として最高年俸である2億3000万ウォン契約でモビスへの移籍が決まったとき、まずイム氏を呼んだ。兪監督は「私たちは長い間、コンビでやってきたため、互いに信頼し、不和がないというのが長所だ。イムコーチは選手を尊重し、融和に努める」と話した。イム氏は「兪監督は合理的で、かつカリスマがある」と評価した。
3年契約を結んだ二人は、前身である起亜出身のメンバーがほとんど離れ、求心点のないモビスのチームの雰囲気を一新することに力を注いでいる。李チャンス、禹智元(ウ・ジウォン)、金承基(キム・スンギ)などベテラン選手とヤン・ドングンらの新人が調和した、強いチームワークを固め、前シーズン最下位チームの再跳躍の足場をつくる計画だ。
今季「第2の結団」を打ち出したモビスが復活できるかどうかはこの二人の手にかかっている。
李元洪 bluesky@donga.com






