発生約25時間ぶりにやっと収まったサウジアラビア東部のアルホバルの外国人居住区人質事件はこれまでにない特異な様相を見せた。
世界原油価格の急騰が引き続く中、最大原油輸出国であるサウジアラビアで外国人が多数死亡するテロが発生し、オイル価格の動きが注目されている。
▲発生〓テロ事件の4人の犯人は29日明け方の午前7時半、湾岸の華やかで平穏なアルホバルのアラブ石油投資会社の本社に乱入した。犯人らが侵入する過程で無差別銃撃でサウジアラビアの警備員2人と英国人、パキスタン人など少なくとも6人が死亡したとCNNは報道した。
アラブ石油投資会社の建物の前を通っていたスクールバスで、10歳のエジプト人の子供も銃撃を受けてその場で息を引き取った。AP通信は死亡した子供の父親がアラブ石油投資会社に勤務していたと報じた。
犯人たちは30分後3.2km離れた石油センター本社に行き、米国人1人を含めて少なくとも4人を殺害したとCNNは報じた。引き続き、犯人たちは1.6km先のオアシスホテルのサードセンターに移動し、約50人の人質を抑留した後、6階で警察と対立した。
だが、サウジの政府がマスコミの接近を妨げ、現場の状況について知られているのはほとんどなく、犯人と犠牲者の数についても外電では互いに違っている。
▲鎮圧〓サウジの警察はオアシスホテルの近くを封鎖し、犯人鎮圧に乗り出した。警察は29日午後と30日未明に現場に侵入しようとしたが、犯人たちの反撃で負傷者が続出すると一旦後退した。
初期の鎮圧作戦に失敗した警察は、犯人たちに投降し人質の釈放を求める説得を並行しながら時間稼ぎをした。30日午前5時半ヘリ機を利用して、特殊部隊をオアシスホテルの上空に投入し、鎮圧作戦の秒読みに入った。
特殊部隊は午前8時半ごろ、鎮圧作戦に乗り出し、2人の犯人を射殺し、残りの二人を逮捕して、約50人の人質を救出した。外電は鎮圧過程で人質の中に犠牲者があるかどうか確認されていないと伝えた。
▲特徴〓自殺爆弾テロが多く発生したサウジで警察のユニフォームで偽装し、車両を利用して銃器を乱射した今回の事件は非常に特異なケースとして記録されそうだ。
ニューヨークタイムズ紙はテロ専門家の言葉を引用して、「車両に乗って移動しながら銃撃をする攻撃は車両爆弾よりやりやすい」とし、「ゲリラ戦の攻撃は目標があまりにも多い反面、防御は非常に困難だ」と評価した。
地元の新聞は犯人が人質を取った建物の外に少なくとも1人の人質を突き落とし、殺害された犠牲者の遺体の一部を切断したと報じた。また、ニューヨークタイムズ紙は犯人たちが死亡した外国人一人を自動車に縛り付けて180mほど疾走したという目撃者の言葉を伝えた。
犯人たちは事務所を家宅捜査するように外国人を探し出した。イスラム教徒と非イスラム教徒を分離し、このうちレバノン人5人などイスラム教徒は直ちに解放した。これは無差別テロに対するアラブ圏の反発を意識したようだとAP通信は分析した。
異鎭 leej@donga.com






