7ヵ月間続いた現代(ヒョンデ)グループと金剛高麗(クムガン・コリョ)化学(KCC)の経営権争いが、現代グループの完勝に終わった。
KCCの鄭相永(チョン・サンヨン)名誉会長は「現代を築いた鄭氏一族の血統を受け継ぐ」として、現代グループに対する敵対的買収合併(M&A)に乗り出したが、株の不法取得と大義名分の不足により、敗北した。
舅の弟と甥の妻が経営権をめぐって争った今回の訴訟は、KCCと鄭名誉会長のイメージにダメージを与えた。また、経営権争いで会社の力を浪費したため、その後遺症にも悩まされることになる。
▲現代グループ、票対決で圧勝〓30日行われた現代エレベーター社の株主総会で、予想どおり現代グループが完勝を収めた。
議決権を行使できる株式の64%が参加した中、玄(ヒョン)チョンウン会長の理事選任件は、賛成77.8%、反対22.2%の圧倒的な差で可決した。KCCは、KCCの鄭(チョン)モンジン会長を理事候補に推薦した株主の提案を撤回して、途中退場した。
KCCは、一部現代一族の会社から議決権を委任されたものの、大勢が玄会長の方に傾くと、議決権を行使しなかった。
裁判所が29日、KCCの持分7.5%について議決権を制限する決定を下したことで、勝敗はすでに現代グループの方に傾いていた。また、現代重工業と現代デパートが株主総会に参加しないなど、現代一族も中立にまわったため、KCCの孤独な戦いとなった。
一方、現代グループは一丸となって、小口株主の委任状確保に乗り出す場面もあった。
▲KCCの買収過程と失敗の理由〓現代グループの経営権争いは昨年8月、故鄭夢憲(チョン・モンホン)会長が亡くなったことから始まった。急な経営の空白によりグループのリーダーシップが揺らぎ、米国系投資ファンドのGMOが現代グループの持株会社にあたる現代エレベーターの持分を10%以上買取り、経営権を脅かしたもの。
そのため、KCCの鄭名誉会長は、現代一族の9社を動員して現代エレベーターの持分16.2%を買取り、経営権を守る援軍として登場した。
ところが10月末、玄会長が自分の言うことを聞かなかったため、鄭名誉会長は11月初めから密かに現代エレベーターの株を買い占め、11月14日「現代グループ買収」を公式に宣言した。援軍が占領軍と化したのだ。
しかし、5%公示義務に違反した疑いで、現代エレベーターの持分20.78%について政府が株式処分の命令を下し、KCCは不利となった。さらに、現代グループ買収の大義名分を確保できず、現代一族と世論の支持を得られなかったのが決定的な敗因だった。
▲現代とKCCの未来は〓玄会長は、現代峨山(アサン)、現代商船に次いで現代エレベーターの理事に就いたことで、いわゆる「玄チョンウン体制」を固める見通しだ。
玄会長は「安定的な経営権の確保を通じて、現代グループの再跳躍を成し遂げたい」と語った。
玄会長は今回の勝利を機に、会社の経営は専門の経営者の委ね、自らは対北朝鮮事業などに集中するものと予想される。
一方KCCは現代エレベーターの株をすべて売払い、現代から完全に手を引くと見られる。
KCCの金ムンソン常務は「現代エレベーターの株主総会結果を100%受け入れる。小口株主が被害を受けないよう、場外市場で現代に売るという案に協力したい」と語った。
金斗英 nirvana1@donga.com






