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鳥流感、拡散の恐れ

Posted December. 19, 2003 23:18,   

今月初め、「鳥インフルエンザ」がはじめて発生した忠清北道陰城郡三成面(チュンチョンブクト・ウンソングン・サンソンミョン)にあるH農場を中心に半径3km以内の「危険地域」の外で鳥インフルエンザにかかったと見られるアヒルが見つかった。

これにより、人間にも害を与える「香港の鳥インフルエンザ」のようなウイルスであると確認された今回の鳥インフルエンザが他の地域に広がるのではないかという憂慮が高まっている。

農林部は19日、H農場から南に3.5〜4km離れた陰城郡大所面(テソミョン)にあるアヒル農場2カ所(三井里(サムジョンリ)のKさん所有農場と嵋谷里(ミゴクリ)のLさん所有農場)で鳥インフルエンザに感染したと推定されるアヒルが見つかったという通報があったと発表した。

これらの農場は、政府が今回の鳥インフルエンザの発生後、感染有無を問わずニワトリとアヒルを全量屠殺処分している危険地域と隣り合っている「警戒地域(H農場を中心に半径3〜10km)」内に位置している。農林部の金昌燮(キム・チャンソプ)家畜防疫課長は「アヒルの特性上、鳥インフルエンザにかかってもこれといった症状はないが、農場主が産卵率が落ちたと申告してきただけに、感染有無を確認する検査を行っている。最終判定は20日以前には出る」と説明した。

農林部は警戒地域で鳥インフルエンザがさらに発生した場合、同地域内で飼育されているアヒル40万羽を全部殺して土に埋める計画だ。

また、鳥インフルエンザに感染してすぐ死んだニワトリに対しては、拡散推移を見極め、全量屠殺処分するかどうかを決定することにした。

結局、鳥インフルエンザの発生がさらに確認された場合、既に感染して死んだり、殺して埋める方針が決まっている危険地域内のアヒルとニワトリ20万5000羽を合わせると、被害規模は60万羽に膨らむ。

ここに、警戒地域内のニワトリまで全量屠殺処分にすると、今回の鳥インフルエンザの発生で生じたニワトリとアヒルの被害規模は187万羽にのぼる。

農林部は危険地域内のアヒルとニワトリの屠殺処分が遅れて鳥インフルエンザが拡散する可能性もあると見て、作業のスピードを上げる方針だ。



宋眞洽 成東基 jinhup@donga.com esprit@donga.com