最高裁判所は18日午後3時、ソウル市瑞草区瑞草洞(ソチョグ・ソチョドン)にある最高裁の会議室で、全国裁判所の代表判事らが出席したなかで「全国判事との対話」を開いた。法曹界史上初めてのことだ。
この日の対話にはソウル地方裁判所の趙寛行(チョ・クァンヘン)部長判事など部長判事24人と、ソウル地裁の劉承男(ユ・スンナム)判事をはじめ一線判事39人など合わせて70人余りが出席した。
判事たちは全国高等裁判所と地裁、ソウル地裁傘下の4つの地裁の部長、単独、陪席判事など各職級の代表資格で出席し、最高裁判事任命推薦手続きなどに関する意見を最高裁の首脳部に伝えた。
この日会議には中堅判事として司法改革方案を相次いで唱えてた文興洙(ムン・フンス)ソウル地裁部長判事と李容九(イ・ヨング)ソウル地裁北部支院判事なども出席して激論を繰り広げた。
しかし文部長判事はこの日の会議の途中、「判事との対話の集まりは手続上間違っている」と言って退場した。文部長判事はこれに先立って記者会見を開き、「最高裁が改革意志を見せなければ辞任する」との意思を表明した。
これによって最高裁判事推薦問題から触発された今回の事態が判事たちの「集団辞任」などの司法波動に拡散するかどうかが注目されている。
「全国判事との対話」を主宰した李康国(イ・カングク)裁判所行政処長は会議が始まる前のあいさつで、「会議を通じて今回の事態に至った経過と現在最高裁が直面している状況を知らせ、判事たちの意見を聴取したい」と述べた。
しかし最高裁は崔鍾泳(チェ・ジョンヨン)最高裁判事長官が最高裁判事推薦諮問委員会に推薦した3人の最高裁判事候補者の中の1人に対し、盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領に任命を提案するというこれまでの方針には変わりがないことを示唆した。
孫志皓(ソン・ジホ)最高裁公報官はこの日、「最高裁が最高裁判事の人事を全面的に見直すというのは難しいだろう」と話した。
最高裁は来年の最高裁判事任命推薦の時には、若手判事たちの意見を大幅に受け入れ、今月に任期の満了する韓大鉉(ハン・デヒョン)憲法裁判所判事の後任者は破格の人選を断行する方針だ。
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