日本の共同通信は15日、北朝鮮は金正日(キム・ジョンイル)総書記の後継者として次男の金正哲(キム・ジョンチョル、22)氏を決め、それに向けた準備作業が北朝鮮で始まったようだと報道した。
同通信は、北朝鮮が、金総書記の妻であり正哲氏の母親である高英姫(コ・ヨンヒ)氏への偶像化作業を始めたものとみられる内部文書が見つかったとし、このような見方を示した。
日本のある北朝鮮専門家は16日「北朝鮮軍内部の学習で、最近高氏への称号が『尊敬するお母様』と呼ばれはじめている」とし、「これは北朝鮮の後継者構造で、正哲氏が腹違いの兄である金正男(キム・ジョンナム、32)氏を追い抜いて浮上しつつあるとの観測と関連があるものと見られる」との見解を示した。
金総書記の息子のうち最年長である正男氏は2001年5月、身元情報を偽造し日本入りを図ったが成田空港で摘発され追放されるなど、国際的な大恥をかき、後継者としての可能性が薄れたとの見方が出ていた。
高英姫氏は済州道(チェジュド)出身の父親のもと日本で生まれ、1960年代初め、いわゆる「北送事業」で北朝鮮に渡り、平壌(ピョンヤン)のオペラ劇団「万寿台(マンスデ)芸術劇団」で活躍していた。
一方、毎日新聞は、北朝鮮の朝鮮中央通信が、文芸批評家だった夫の失脚とともに1960年代粛清されたとされる舞踊家、崔承喜(チェ・スンヒ)氏について、1969年に死亡し『愛国烈士の墓地』に埋められていると公開したことを指摘し、こうした公開と歴史的な再評価も、やはり高英姫氏の位相を示すものだ、という見方を報じた。
高氏が金総書記に崔承喜の「名誉回復」を建議したことによる措置である可能性が大きいということだ。
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