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北朝鮮、競争を村から個人へ 商業銀行も設立へ

北朝鮮、競争を村から個人へ 商業銀行も設立へ

Posted October. 08, 2002 22:55,   

今年7月1日から「経済管理改善措置」に取り組んでいる朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)が生産性を高めるため、競争単位を個人にまで拡大していることが確認された。

北朝鮮当局は、また分野別に生産性の高い企業所(企業)を選んで集中的に支援し、企業所に融資を与える商業銀行を来年初めから経営する方針だ。

東亜(トンア)日報が北朝鮮現地を取材したところによると、北朝鮮当局が1996年に畜産団地のモデル地区として指定した平壌(ピョンヤン)市カンドン郡クビン里の協同農場は、最近、ヤギ乳生産の競争単位を村(20〜50世帯)から個人に細分化した。

農場は、住民1人あたり20頭の乳ヤギを提供したあと、毎日生産される乳の量を記録して個人別の生産実績に応じて農場の収入を分配している。

社会福祉法人のグッドネイバス(旧韓国隣人愛の会、李イルハ会長)が物資を支援している同農場は、設立以来、乳ヤギを共同飼育してきたが、99年に村単位の競争体制を導入した。

イム・ギナム支配人(44)は「人より熱心に働かないと収入が少なくなるから、大部分の住民がより多くの乳が生産できるよう努力している」と話した。

北朝鮮には、企業所や販売所が他の企業と生産量と販売量をめぐって競争する体制が、最近、積極的に導入され始めたと言われている。

平壌で会ったある北朝鮮関係者は「当局は、業種別に企業所を競争させた後、生産性と創意性において飛び抜けた企業所を選んで、国が集中的に支援したり、外資を優先的に配分することによって、他企業との差別化を図る方法を検討している」と述べた。

これは、北朝鮮当局が競争と実績によって一等企業を選んで「選択と集中」を行う意思を示したものと受け止められる。

来年初めに新設される商業銀行は、企業所に緊急な資金を貸したり、事業を展開して余った金を預かる機能を担当する。

一方、国営商店と農民市場(ヤミ市場)の物価の差が縮まっており、北朝鮮当局が農民市場を積極的に規制し、農民市場で取り引きされる品物の種類と量が大きく減った。



申錫昊 kyle@donga.com