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パウエル米国務長官、政界で孤立状態

Posted September. 04, 2002 22:07,   

「コーリン・パウエル米国務長官はなぜ辞任しないのか」

今年の夏、ワシントン政界を騒がしている話題だ。ワシントンポスト紙は1日、パウエル長官の辞任を進歩と保守両陣営がともに希望していると報じた。その理由は、両陣営ともにパウエル長官を大きく誤解しているためだ。

共和党から勢いよく国務長官にまで上ったパウウェル長官は、ある日突然、進歩陣営から期待される代表的な人物となった。イスラエル寄りとなったブッシュ政権の中でただ一人でパレスチナとの均衡外交を主張し、イラクへの軍事攻撃に対する見方を代弁しているかのように見える。進歩陣営は彼が国務長官を辞任してブッシュ政権に公開して反発することを期待している。

しかし、パウエル長官は自叙伝で、1993年合同参謀本部議長として勤めているうち、クリントン政権が発足した時の経験を次ぎのように書いている。「私は自分がまさにピクニックに出かけてきた人々の中で迷っているスカンクのように感じた。」これは生理的に進歩陣営とは合わないという話。彼は米国を尊敬され信頼される軍事強国に育てた人物として、ロナルド・レーガン前大統領を挙げている。

同新聞はイラク攻撃についても、パウエル長官は単にいつ、どのように、誰といっしょに攻撃するかをめぐって政権内で異なった意見を示しているだけで、軍事介入反対という進歩陣営の立場とは違う」と指摘した。

一方、保守陣営は、パウエル長官が大統領の政策を執行するには適していない人物だとして、彼が行動を控えるか、ひいては辞任するよう促していると同新聞は伝えている。保守陣営の論客のウィークリー・スタンダード誌のビル・クリストル編集長は「彼の辞任は二日もあれば収まる」として「辞任の次の日からライス国家安保補佐官が長官に任命され議会を通過すれば問題は解決される」と述べた。

ワシントン・ポスト紙は保守陣営のこのような計算が間違っているとして「パウエル長官の辞任は政治に関心のない数百万人に上る無党派の有権者たちが共和党から背を向ける原因になるだろう」という見通しを示した。

特にイラク攻撃が失敗したり交錯状態に陥る場合、人々はなぜパウエル長官の主張に耳を傾けなかったかとして政権を厳しく批判することになるだろうと同新聞は報じている。



洪銀澤 euntack@donga.com