「よい子犬、よい子犬よ、彼(ブッシュ米大統領)のために、あっちこっちへと転びまわっているな」(Good puppy, good puppy/Rolling on over The Man)…。
「トニ・ブレヤー(首相)が米国にいる間、僕らも楽しもうではないか。すべてはうまくいくさ」(Let’s have some fun while Tony’s Stateside/It’s gonna be alright)…。
英国のポップ歌手、ジョージ・マイケルがブレヤー首相をブッシュ大統領の子犬に喩え、ブレヤー首相の夫人を誘惑する内容のミュージックビデオとシングル音盤「シュート・ザ・ドグ」(Shoot the dog)を制作し、波紋を呼んでいる。
問題のビデオには、ブッシュ大統領がホワイトハウスの庭園で、愛犬プードルになったブレヤー首相をなだめる合成写真と、ドレスを着て女装したブレヤー首相がブッシュ大統領と「熱っぽく」タンゴを踊っている合成写真が織り込まれている。また、豹皮文様の色っぽい服装をしたマイケルがブレヤー首相の夫人に近づいて口説く場面もある。
シングル音盤のカバーには、今年初め英国のタブロイド紙「ミラー」が、ブレヤー首相のことをブッシュ大統領のプードルに喩えて風刺した記事と写真、そして見出しの「はい、プードル」をそのまま載せた。
マイケルは、30日、ミラーとのインタビューで「9・11同時多発テロを契機に強国に対する原理主義者たちの怒りがいかほどのものなのか、またなぜそうなのかについて、多くの人たちが関心を持ってほしい。私の音盤が、そういう機会を提供することを望む」と話した。
80年代初め、男性デュオー「ワム」を結成し、82年にリリースした初シングル「Wham Rap!」で一躍スターになったマイケルは、ワム解体後もソローで活動しながら、87年にはヒットアルバム「Faith」でグラミー賞のアルバム賞を受賞している。
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