先月23日、北京の韓国大使館領事部に駆け込んだ朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)からの脱出住民23人と、今月13日に領事部に駆け込んで中国の警備員に強制連行されたウォン某さん(56)が、23日、韓国入りのため北京から第三国(タイ)に向けて出発した。
また8日に北京のカナダ大使館に駆け込んだ脱出住民夫婦も、23日シンガポールに向けて出国し、中国駐在の外国公館に駆け込んだ脱出住民26人全員の韓国行きが果たされた。
脱出住民らは、第三国で韓国行きの飛行機に乗り換え、24日午前、韓国に到着する予定。
韓国と中国は23日、外交通商部スポークスマンの共同発表で、脱出住民の全員出国を発表した。両国政府の今回の合意は、韓国公館に駆け込んだ脱出住民の韓国入りを初めて果たし、脱出住民問題への人道的処理の基準を作ったという点で注目される。
政府当局者は「中国は今後、類似の事件が発生した場合、国際法、国内法、人道主義の精神によって問題を取り扱うとした。しかし中国側は、外国公館が脱出住民の脱出ルートになってはならないという立場を強調した」と述べた。
両国は、中国警備員の韓国公館の立ち入りや外交官への暴行問題については、直接言及はせず、共同発表文で「6月13日にあったことは遺憾」と包括的に「遺憾」を表明することで、意見を接近させた。中国政府は、当初遺憾表明に難色を示していた。
脱出住民の問題をめぐる両国の協議は、崔成泓(チェ・ソンホン)外交通商部長官と唐家璇(タンジャシュイアン)中国外相が、タイで19日に開かれたアジア協力対話(ACD)で顔を合わせ、円満な解決をはかることで合意して以降、急速に進展した。
金影植 spear@donga.com






