韓国を訪問中のブッシュ米大統領は20日、「韓国政府の太陽政策を積極的に支持する」としながらも、「朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の政権は透明ではなく、住民の飢餓を放置しているばかりか、大量破壊兵器(WMD)を継続して生産している。これに対してわたしは深い懸念を示している」と述べた。
20日、大統領府で行われた金大中(キム・デジュン)大統領との首脳会談の後、ブッシュ大統領は共同記者会見を通じて、「北朝鮮がいまだに太陽政策を受け入れていないことに失望した」として、このように語った。
また、「北朝鮮が米国の対話提案を受け入れて、全世界に、住民に対するいたわりの気持ちがあるということ、平和な世界を脅威に陥れないということを証明するまでは、金正日(キム・ジョンイル)総書記に対する意見を変えるつもりはない」とくぎをさした。
両国の大統領は同日の首脳会談で、韓米同盟関係を再確認する一方、北朝鮮のWMDや通常兵器問題などを対話を通じて解決していくことに合意し、北朝鮮が対話のテーブルに臨むことを促した。
ブッシュ大統領は、「米国は北朝鮮と直接対話する用意があり、速やかに対話が再開されることを希望しているが、北朝鮮はわたしたちの対話提案について、まだ何の応答もしないでいる」と強調した。
また、「米国は侵攻する意志(Intention of Invading)がなく、韓国も北朝鮮を攻撃する意志(Intention of Attacking)がまったくない。非武装地帯の向こう側に、わたしたちに対する脅威勢力があるので、これを防衛しているだけで、私たちが願っているのは韓半島の平和だ」と述べた。
さらに「わたしたちの議論の対象は独裁政権であり、北朝鮮の住民ではない」としながら、「対北朝鮮対話が行われるかどうかに関係なく、米国は北朝鮮の住民を助けるために、対北朝鮮の食糧支援を引き続き行う」と明らかにした。
また金大統領と同行して訪問した京義線(キョンイソン、ソウル〜新義州)の韓国側最北端駅、都羅山(トラサン)駅で、ブッシュ大統領は演説し、「いつかは南北間の和解と韓半島の安定が成し遂げられることを願っている」としながら、「わたしが夢見る韓半島は、いつかは鉄条網と恐怖で分断されていない、一つに統一された韓半島だ」として統一に対する願いを述べた。
また、「わたしたちは世界でもっとも危険な政権が、もっとも危険な兵器でわたしたちを脅かしていることを決して、容認することはできない。どの国家であれ、その住民にとって監獄のような国であってはならない」と重ねて強調した。
ブッシュ大統領はこれに先立って、前方の米軍部隊を訪問し、「北朝鮮が『悪』だということは、疑う余地もない」と語っていた。
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