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ロバート・キム:祖国はなぜ私を見捨てるのでしょうか?

ロバート・キム:祖国はなぜ私を見捨てるのでしょうか?

Posted March. 05, 2001 13:37,   

「金大中(キム・デジュン)大統領が大統領としては困難であるなら、ノーベル平和賞を受賞した一個人としアメリカ側に安否を伺うだけでも、大きな助けになります」。

韓国側にアメリカの国家機密を漏洩したとするスパイ罪で懲役9年の刑を言い渡され、4年半服役中の韓国系アメリカ人 ロバート・キム(韓国名 キム・チェゴン、61)氏が、東亜(トンア)日報との単独インタビューで、自身の赦免のため祖国が動いてくれることを訴えた。

キム氏は先月25日、収監されているペンシルベニア州アランウッド連邦刑務所で行った電話インタビューの中で「たとえアメリカ市民になったとはいえ、祖国は韓国だ」とし「国民の一人として邪心なく祖国を助け、結果ここ《刑務所》にいる私に関心を持ってほしい」と話した。

アメリカ海軍情報局でコンピューター情報分析官として働いていたキム氏は、国家機密39件を駐米韓国大使館職員に漏洩した疑いで、96年逮捕され翌年懲役9年と保護観察3年を宣告されて現在服役中。キム氏が収監後、韓国の新聞社とインタビューを行ったのは今回が初めて。



李鍾鎡(イ・ジョンフン)記者 eligius@donga.com