Go to contents

朴在圭:北が南北協議事項履行の速度調節を要請

朴在圭:北が南北協議事項履行の速度調節を要請

Posted October. 26, 2000 19:57,   

北朝鮮が韓国との合意事項の履行速度を当分の間緩めるとの立場を第3回閣僚級会談(9月27日〜30日)で公式的に要請したことが明らかになった。朴在圭(パク・ジェキュウ)統一相は26日、ソウル世宗研究院(院長、金哲寿・キム・チョルス)の講演会でこうした内容を明らかにし、北側は「状況からして1、2ヵ月は速度を緩めるべきであるかもしれないが、来春になれば(南北関係)速度を上げなくてはならないため南側がついてこれるか疑問」だと話したことを明らかにした。朴統一相は「当時、北側の言及を理解できなかったが、朝米、日朝、中朝間の関係を見極めて理解できた」とし、「労動党の創建行事や朝米関係改善事業などによって11月までは(南北関係は)小康状態になることとみられる」と述べた。

これにより、10月に予定されている離散家族生存確認や第2次経済協力実務者会談、軍事実務者会談などがすでに繰り延べられているが、11月2日の離散家族相互訪問も延期となる見通しだ。朴統一相は「南北学術文化交流と関連して、北側は第3回閣僚級会談で今は南北合意事項を履行するだけでも人手が足りない。ぜひとも来年の春まではがまんしてほしいと頼まれ、教授と大学生の交流を来年の年頭に実施することに合意して(北朝鮮の)了解覚書を受け入れた」と公開した。しかし朴統一相は講演直後、李寛世(イ・グァンセ)統一省スポークスマンを通じて「南北が来年初に教授や大学生、芸術人をそれぞれ100人ずつ、延べ300人を交換することで了解したことは事実だが、覚書を交換した手続きは行なっていない」と了解覚書の存在を否認した。