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<社説> 歴史的な離散家族の再会

Posted August. 15, 2000 18:40,   

再会した人も、見守った人も共に慟哭した一日であった。もう二度と離れないかのように抱きしめ「母さん、母さん…」その一言を呼び続けぼろぼろと涙を流す息子と、「会いたかった…」を連発して鳴咽する母。ただ今日一日を待ち50年もの日々を送ってきた彼らに、2000年8月15日午後のたった2時間の再会はあまりにも短かった。

昨日ャEルのアセムホールと平壌(ピョンヤン)の人民文化宮殿で行われた南北韓各100名の離散家族の再会は、南北韓の同胞だけでなく、全世界を感動の嵐に包み込んだ。この世で何にも代えられない血のつながりの大切さ、どんな体制や理念もこれを裂いてはならないという倫理的に当然な理を今回の再会は今更ながらに気付かせてくれた。

分断55年と戦争50年ぶりに迎えたミレニアム初の光復節は、明らかにこのような歴史的離散家族の再会で精彩を増した。今回の再会はそれ自体の意味も大きいが、それが世界にただ一個所冷戦の島として残る韓半島に和解と平和が訪れつつあることを明らかに示したという点でさらに価値がある。南北の再会団が北朝鮮の高麗(コリョ)航空機を利用し、ャEルとピョンヤンに到着し、帰る時は韓国の民間航空機に乗るということも南北和解と雪解けを実感できる画期的な処置である。

しかし我々は、今回の再会がくれる感激と喜びは民族の和解・統合という長い道程の始めの一歩であり、まだ越えなければならない山が多いことを忘れてはならない。何よりもまだ南北で別れた血縁の生死も確認できなかった離散家族が数百万名に至り、そのうち数叙怩フ離散1世代は再会の機会を得る前に高齢のためこの世を発つかもしれないことを看過できない。今回の訪問団にも、再会の通報を受けて待機していたわずか数日間に家族が亡くなった事例が2件もあった。再会できる家族の数と再会の回数を画期的に増やさなければならない理由だ。

あわせて、制限された場所で制限された時間だけ会う再会方法も改善する必要がある。金大中(キム・デジュン)大統領と北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)国防委員長も離散家族の故郷訪問だけではなく究極的に再結合と住居選択も可狽ナあると公言したのだから、これを早めるための人道的処置が速やかに行わなければならない。相互の信頼さえ強くなれば難しくはない問題だ。

もう一歩を踏み出したことに違いない離散家族の再会が、真正な民族和解に至るためには、政治の壁を乗り越えて人道主義と同胞愛が必要だ。ャEルとピョンヤン当国が訪問団と痛みを分け合い、帰国する日まで細心の配慮を惜しまなければ、信頼を通した平和体制の穀zもますます近づくことであろう。