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<社説> 金委員長発言の含意

Posted August. 14, 2000 18:38,   

北朝鮮の金正日国防委員長が訪北した言論社代葡cと交わした話の内容は、かなり前向きで破格的だっだと思われる。全般的に、6.15南北共同宣言の実践を、より一層加速化させたいという金委員長の意志がうかがえるとも言える。

中でも、今回の8.15のような離散家族交換訪問の行事を9月10日にもう一度開き、来年は故郷の家へも訪問できるようにしたい、という金委員長の発言は、離散家族に少なからずの期待を持たせるだろう。今日から三日間続く離散家族の再会の場面を、ボンヤリ見ているしか何もできない他の離散家族には大きな慰めになるに違いない。

ただ、離散家族問題は、繰り返すが、その数や、ことの性格から見て、単なる一回性の行事に終わってはならないと思う。生死の確認や、文通のやり取り、また面会所の設置など、根本的な解決策を講じなければならない。そのためには、どの南北当局の一方的な決定に依存すべきでなく、第三の機関である南北赤庶嘯ェ具体的かつ体系的な方案を一つ一つもうけていくのがベストだと思う。

金委員長の南北朝鮮相互観光や、直航路開設、京仁(キョンイン)線の復元問題などについての見解も、あまりにもスピードの出すぎではないかとも思われるが、画期的で前向きだという評価に値する。金委員長が、第三回南北朝鮮長官レベル会談から懸案を本格的に扱いたいと言ったのも、韓国が要求した長官レベル会談の常設化及び定例化を意味する所として受け止められる。ャEル答訪についても、金委員長はその日付は約束しなかったものの、相変わらず肯定的な答弁をした。

しかし、金委員長の発言の中には、現実認識や判断が韓国のそれらと一致しない部分があるのも事実だ。6.25は列強にあおられ韓民族が犠牲になったこととか、外貨稼ぎのため、ロケットを研究し、それを輸出しているという所は依然意見を詰められずにいる。

特に、金委員長の統一時期についての質問に対して、それは私の決心次第ですと答えたのは、その言葉の真意と意図が何か疑わせる。社長団側がこれに対して、もう少し突っ込んだ後続質問をし、金委員長が自分の考えや答えの背景をはっきりすべきだったのに、状況がそうはいかなかったのが物足りないと思われる。統一とは、南北朝鮮がどの一方の意志や決定によって行われるのではなく、お互いが和解や協力、そして共存共栄の段階を踏みながら、慎重に成し遂げるべき民族の課業だからこそ一層そう思われる。

金委員長と訪北言論社社長団との会見内容については、北朝鮮の戦略的な変化を示したものとの肯定的な見解が多いが、韓国社会の連共の雰囲気を作ろうという平和作戦だという意見もある。従って、韓国政府は南北朝鮮の関係が急速な波に乗れば乗るほど、もっと静かな心高ヲで慎重に対処する姿勢を持つべきなのだ。