Go to contents

首位陥落のミュンヘン、ブンデスリーガ11連覇に暗雲

首位陥落のミュンヘン、ブンデスリーガ11連覇に暗雲

Posted May. 23, 2023 08:38,   

Updated May. 23, 2023 08:38

한국어

バイエルン・ミュンヘンの自力でのドイツ・ブンデスリーガ11連覇に暗雲が立ち込めた。

ミュンヘンは21日、本拠で行われたライプツィヒとの今季リーグ戦で1-3で敗れた。前半25分、セルジュ・ニャブリのゴールで先制したが、後半3点を奪われて崩れた。翌日の22日、ドルトムントがアウクスブルクを3-0で破った。2位だったドルトムントは勝ち点70でミュンヘン(勝ち点68)を抜いて首位に立った。

ミュンヘンとドルトムントは27日、シーズン最終戦を控えている。ミュンヘンは10位ケルン、ドルトムントは9位マインツと対戦する。ドルトムントがマインツに勝てば、ミュンヘンがケルンに勝ってもミュンヘンの優勝は望めなくなる。ドルトムントが引き分けたらミュンヘンが得失点差でドルトムントを大きくリードしているためミュンヘンが優勝する。ミュンヘンは2012~2013シーズンから10シーズン連続のブンデスリーガ優勝を果たした。欧州5大リーグのクラブのうち、リーグ10連覇はミュンヘンが唯一だ。この期間、準優勝だけで6度経験したドルトムントの最後の優勝は2011~2012シーズンだ。

10年間ブンデスリーガの絶対強者だったミュンヘンの優勝が危ぶまれた背景には、チームバランスと雰囲気の問題があるとの指摘がある。スペインメディアのマルカは、「今季バルセロナ(スペイン)に移籍したFWロベルト・レヴァンドフスキーの空白が大きい」と分析した。レヴァンドフスキーはミュンヘンで8シーズンプレーし、7度も得点王に輝き、チームの攻撃を担った。レヴァンドフスキーの代わりに今季に獲得したサディオ・マネは25試合7得点に止まった。

今年3月、GKコーチの突然の解雇に選手たちが不満をぶちまける場面もあった。特に、シーズン中盤の監督交代は悪材料になった。ミュンヘンは2021年からチームを率いたユリアン・ナーゲルスマン監督と決別し、後任にトーマス・トゥヘル氏を3月に選任した。トゥヘル氏の監督赴任後、慌ただしい雰囲気の中でミュンヘンはDFBポカールの準々決勝と欧州チャンピオンズリーグ準々決勝で敗退した。


金培中 wanted@donga.com