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「転んでもさらに強く」 五輪を輝かせる恐れ知らずの10代

「転んでもさらに強く」 五輪を輝かせる恐れ知らずの10代

Posted February. 14, 2026 09:05,   

Updated February. 14, 2026 09:05


韓国スノーボード代表の最年少、チェ・ガオン(18)が13日未明、イタリア・リビーニョのスノーパークで行われた2026ミラノ・コルティナ冬季五輪のスノーボード女子ハーフパイプ決勝で、負傷を抱えながら滑り切り、韓国の雪上種目史上初の金メダルを獲得した。五輪初出場で、自身の憧れであり3連覇を狙っていた女王クロエ・キム(26・米国)を退けた。「ガオン」という純粋なハングル名の通り、表彰台の「真ん中」に堂々と立った。

ハーフパイプは決勝3本のうち最高得点で順位を決めるため、他種目に比べ逆転の可能性が高い。それでも1回目途中で斜面を転げ落ち、しばらく立ち上がれなかった姿から、五輪史に残る大逆転劇を予想した人は多くなかっただろう。

チェ・ガオンはボードがパイプ壁に引っかかり転倒、右膝や腰、頭部を強打した。脚に力が入らなかったが「自分の脚を信じよう」と立ち上がり2回目に挑んだが再び転倒した。それでも最後の3回目に用意した5種類のジャンプを完璧に決め、11位から一気に1位(90.25点)へ押し上げた。転び、立ち上がり、また転んでも最後まで滑り切る10代の姿に、多くの人が震える感動を覚えたに違いない。

今大会で韓国選手団が獲得した4個のメダルのうち3個が、五輪初挑戦の10代によるものだ。チェ・ガオンに先立ち、ミラノのアイススケートアリーナで行われたショートトラック男子1000mでは、最年少のイム・ジョンオン(19)が銅メダルを獲得した。イム・ジョンオンも最終周回まで最後尾を走りながら、終盤のスパートで0.06秒差で4位を振り切った。「自分を信じて後悔なく走った」と語った。10日には無名のユ・スンウン(18)が女子ビッグエアで割引で購入した古いボードに乗り、驚きの銅メダルを手にした。

3人は競技は違えど、大きな負傷を乗り越えた共通点がある。チェ・ガオンは2024年初めに脊椎骨折の大手術を受け、イム・ジョンオンも中学時代に脛骨と足首を骨折し18カ月のリハビリを経験した。ユ・スンウンも足首と手首の骨折など重傷に苦しんだ。しかしチェ・ガオンは「転べばさらに強くなるタイプ」と言う。転んでも立ち上がり、韓国冬季スポーツの地平を広げ世代交代を告げた恐れ知らずの10代にエールを送りたい。