Go to contents

プーチン大統領、ウクライナ作戦で司令官らに提案求める

プーチン大統領、ウクライナ作戦で司令官らに提案求める

Posted December. 19, 2022 08:55,   

Updated December. 19, 2022 08:55

한국어

ロシアのプーチン大統領が、ウクライナ戦争を指揮する軍司令官らに、作戦方向について意見を求めたと、外信が報じた。最近、「閉じこもっている」という噂が流れているプーチン氏が、失脚する場合、南米に逃亡する作戦を準備しているという観測も一部で流れている。

17日、ロイター通信によると、プーチン氏は前日、約10人の軍司令官らに、ウクライナ戦争の作戦方向について提案を求めた。クレムリンが同日公開した映像によると、プーチン氏は軍事指揮本部を訪れ、ショイグ国防相やロシア軍のゲラシモフ参謀総長、司令官らと会議を開いた。プーチン氏は、「当面や中期的な行動に関する提案を聞きたい」と呼びかけたと、ロイターは報じた。

今回の軍司令官会議は、最近プーチン氏が公式行事に現れず疑念を呼んでいた中、開かれた。米紙ニューヨーク・タイムズは、「プーチン氏が戦争の進展に関心があることを明確に示すことが狙い」と分析した。英紙タイムズは最近、プーチン氏が年次記者会見や「国民との対話」を全て取り消したとし、プーチン氏が戦争の敗北と失脚に備えて南米に逃亡する「ノアの箱舟」作戦を準備していると報じた。

元クレムリンのスピーチライターで政治アナリストのアッバス・ガリアモフ氏は、テレグラムで匿名のクレムリン消息筋を引用し、「プーチン氏が、深刻な脅威に直面する場合にアルゼンチンやベネズエラに脱出する作戦を準備している」と主張した。

ウクライナはロシアに対する攻勢を強化している。米国が引き止めたにもかかわらず、ロシア軍最高指揮官の狙撃を図ったと、ニューヨーク・タイムズが17日付で報じた。ゲラシモフ氏の最前線訪問の情報を入手した米政府は、戦争の拡大を懸念してこの情報をウクライナに伝えなかった。しかし、ウクライナは別のルートで情報を入手し、ゲラシモフ氏の攻撃を推進した。米政府は、「攻撃解除」を要請したが、ウクライナ政府は「すでに作戦は開始した」と答えたと、同紙は伝えた。同紙は5月にも、ウクライナ軍が4月にゲラシモフ氏を狙った集中攻撃を行ったと報じた。


趙은아 achim@donga.com