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上位20%世帯の資産は下位20%の64倍、史上最大の格差

上位20%世帯の資産は下位20%の64倍、史上最大の格差

Posted December. 08, 2022 08:32,   

Updated December. 08, 2022 08:32

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今年、資産上位20%の世帯と下位20%世帯の資産格差が、史上最大であることが分かった。

7日、統計庁の「2022年の家計金融福祉調査」によると、今年3月末基準で資産上位20%(5分位)世帯の資産は平均16億5457万ウォンだった。これは資産下位20%(1分位)世帯の平均資産(2584万ウォン)の64倍に達する数値で、関連統計を取り始めた2012年(62.4倍)以降最大だ。

資産格差が広がったのは、不動産価格の上昇の影響が大きかった。韓国不動産院によると、今年3月の全国住宅売買価格は、1年前に比べて7.47%上昇した。資産5分位世帯の98.6%が不動産を保有している一方、1分位世帯は10.1%しか保有していない。このため、不動産価格の上昇効果も、資産上位世帯に集中した。5分位世帯の資産は、1年前より1億3769万ウォン(9.1%)増えたが、このうち不動産が約93%(1億2853万ウォン)を占めている。保有不動産が昨年より9.3%減少した1分位世帯の資産は、1年前より13万ウォン(0.5%)減少した。これについて統計庁は、「相対的に資産が少ない新社会人が独立して、1分位世帯に編入された結果だ」と説明した。

資産から負債を除いた純資産の不平等度(ジニ係数)も0.606で、統計を取り始めた2012年(0.617)以来2番目に高かった。ジニ係数が1に近いほど不平等度が高いことを意味する。


世宗市=ソ・ヨンビン記者 suhcrates@donga.com