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ペロシ米下院議長が金振杓国会議長と会談、「強力な抑止力による北朝鮮の非核化」で一致

ペロシ米下院議長が金振杓国会議長と会談、「強力な抑止力による北朝鮮の非核化」で一致

Posted August. 05, 2022 09:01,   

Updated August. 05, 2022 09:01

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韓国を訪れたペロシ米下院議長が4日、拡大された対北朝鮮抑止力を通じて、北朝鮮の非核化と韓半島平和の定着に向けて努力することで、金振杓(キム・ジンピョ)国会議長と意見が一致した。

金氏は同日、国会でペロシ氏と会談した後、共同メディア発表を通じて、「韓米両国は、北朝鮮の脅威が高まる厳しい状況に懸念を示した」とし、「国民が体感できる強力で拡大された対北朝鮮抑止力をもとに国際協力および外交的対話を通じて、実質的な非核化と平和定着に向けた両国政府の努力を支援していくことで意見が一致した」と明らかにした。

両議長は、韓米同盟の軍事的安全保障、経済、技術同盟への拡大において議会次元で支援できる協力案を協議したと伝えた。新型コロナウイルス感染症の長期化による景気低迷とウクライナ事態にともなう供給網(サプライチェーン)の危機克服に向けて経済同盟の重要性に共感し、専門職クオータービザの導入や韓国人養子の市民権付与法案を通じた人的資源の交流など技術分野の協力を議論したと明らかにした。専門職クオータービザは、これまで韓国政府が「半導体法」と共に米議会での可決を期待してきた事案で、専門分野に従事する韓国国籍者に年間計1万5千の専門職就職ビザを発行することを骨子とする。

1時間10分の会談を終えた後、ペロシ氏は共同メディア発表で、「韓米関係は非常に特別だ」とし、「共同の価値やパンデミックの克服、地球をめぐる問題について話すことが多く、機会も多い。国家首脳だけでなく議会間でも協力することができる」とし、両国議会の協力を繰り返し強調した。さらに、来年韓米同盟70年を迎え、「同盟の発展に対する両国国民の期待を込めて同盟70年記念決議案の採択を推進することで合意した」と明らかにした。

ペロシ氏は、昼食を終えた後、板門店(パンムンジョム)の共同警備区域(JSA)に移動し、台湾訪問に続いて「安保」行動に出た。バイデン政権発足後、米最高位要人がJSAを訪れたのは初めて。ペロシ氏は、北朝鮮の核・ミサイル脅威など韓半島の安全保障状況を点検した後、北朝鮮の7回目の核実験に対する警告や人権問題など対北朝鮮メッセージを出す予定だ。1997年に訪朝して北朝鮮住民の惨状を実際に見聞きしたペロシ氏は、これまで「北朝鮮はならず者国家」とし、北朝鮮住民の人権問題と非核化問題の解決に声を上げてきた。


申나리 journari@donga.com