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李在鎔氏、仮釈放直後に執務室を訪れ「経営復帰」

李在鎔氏、仮釈放直後に執務室を訪れ「経営復帰」

Posted August. 14, 2021 08:29,   

Updated August. 14, 2021 08:29

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三星(サムスン)電子の李在鎔(イ・ジェヨン)副会長が13日午前、仮釈放で出所した。李副会長は同日、出所直後、自宅ではなく三星電子の瑞草(ソチョ)社屋の執務室を訪れ、業務懸案について報告を受けるなど、事実上、直ちに経営に復帰した。

具体的な経済活性化の成果を望む社会的期待が少なくないだけに、一日も早く経営空白を最小化するという李副会長の意志を表したものと見られる。これを受け、三星の内外からは、米国内の半導体や電気自動車バッテリー工場への投資、新事業分野の買収合併(M&A)など、各系列会社の経営懸案を巡る意思決定が早いテンポで行われるだろうという見方が出ている。

同日午前10時10分ごろにソウル拘置所を出た李副会長は、「国民の皆さんにとても心配をおかけして本当に申し訳ありません」とし、「私に対する心配と非難、懸念、そして大きな期待についてよく聞いています。頑張ります」と語った。李副会長は、一度90度に腰を曲げて挨拶した。

大統領府は李副会長の仮釈放について、「国益のための選択だと受け止め、国民にも理解してもらいたい」とコメントした。朴洙賢(パク・スヒョン)大統領国民疎通首席秘書官は同日のブリーフィングで、「賛成と反対の意見があることはよく知っている。反対する国民の意見も正しい」とした上で、このように述べた。さらに「厳しい危機的状況の中で、特に半導体とワクチン分野での役割を期待しながら仮釈放を要求する国民も多い」とし、「国益のための選択だ」と説明した。


ソ・ドンイル記者 パク・ヒョモク記者 dong@donga.com · tree624@donga.com