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欧州の点取り屋たち「W杯ゴールデンブーツは俺のもの」

欧州の点取り屋たち「W杯ゴールデンブーツは俺のもの」

Posted June. 10, 2026 08:57,   

Updated June. 10, 2026 08:57


「勝つためには相手より1点多く取らなければならない」

オランダサッカー界の伝説、ヨハン・クライフ(1947~2016)が残したこの言葉は、サッカーの本質を端的に示している。戦術や選手起用がどうであれ、結局は相手より多くのゴールを奪えるかどうかで勝敗が決まるという意味だ。決定的な場面で相手ゴールをこじ開けられるFWの存在は、チームの命運を左右する重要な要素だ。11日(現地時間)に開幕するワールドカップ(W杯)で、ゴールデンブーツ(得点王)を手にするのは誰だろうか。

60年ぶりの優勝を目指す「サッカーの母国」イングランドのエース、ハリー・ケイン(33、バイエルン・ミュンヘン)は、2025~2026シーズンの欧州リーグで最も得点力を発揮したFWだ。ドイツ・ブンデスリーガ31試合で36ゴールを挙げ得点王となったケインは、欧州リーグのシーズン最多得点者に贈られる「ヨーロピアン・ゴールデンシュー」を獲得した。ケインは前季、ブンデスリーガのほか、欧州チャンピオンズリーグ(CL、14ゴール)、ドイツ・カップ(10ゴール)、ドイツ・スーパーカップ(1ゴール)など、公式戦51試合で61ゴールを記録した。

歴代W杯ゴールデンブーツ受賞者の平均年齢は24.7歳。しかしケインは33歳となった現在も、所属クラブとイングランド代表の両方で圧巻の得点力を誇っている。2018年ロシアW杯で6ゴールを挙げゴールデンブーツを獲得したケインは、今回のW杯欧州予選でも8ゴールを記録した。ケインは最近、イングランドサッカー協会が公開したインタビューで、「肉体的にも精神的にも、今がキャリアで最も良い状態だ」と語った。

「アートサッカー」を掲げるフランスのエース、キリアン・エムバペ(28、レアル・マドリード)は、前回大会の2022年カタールW杯ゴールデンブーツ受賞者だ。当時、エムバペは8ゴールで得点王となったが、チームは決勝でアルゼンチンにPK戦の末敗れ、準優勝に終わった。前季のスペインリーグ(ラ・リーガ)で42ゴールを記録したエムバペは、今大会では主将としてピッチに立つ。最有力優勝候補に挙げられるフランスは、エムバペを前面に3度目の優勝に挑む。

エムバペが今大会で5ゴール以上を挙げれば、W杯通算得点で単独首位となる。現在、通算12ゴールのエムバペは、この部門首位の「ドイツの爆撃機」ミロスラフ・クローゼ(48・引退)を4ゴール差で追っている。

エムバペはグループリーグからゴールデンブーツ争いのライバルと激突する。フランスとI組第3戦を戦うノルウェーの「怪物ストライカー」アーリング・ハーランド(26、マンチェスター・シティー)がその相手。ハーランドは前季(27ゴール)を含め、直近4シーズンでイングランド・プレミアリーグ(EPL)得点王に3度輝いている。

ハーランドは北中米W杯欧州予選で16ゴールを量産し、得点ランキング首位に立った。ノルウェーは欧州予選I組でハーランドの活躍を武器にイタリアを2位に押し下げて首位通過し、本大会出場を決めた。28年ぶりにW杯へ復帰したノルウェーは、今大会のダークホースとみられている。ハーランドの「特級アシスト役」は、前季アーセナルをEPL優勝へ導いたMFマルティン・ウーデゴール(28)だ。欧州予選アシスト王のウーデゴールは7アシストを記録し、このうち4本がハーランドのゴールにつながった。

スペインの「超新星」ラミン・ヤマル(19、FCバルセロナ)もゴールデンブーツ候補に挙げられる。ヤマルは前季ラ・リーガで24ゴールを記録し、バルセロナのリーグ優勝をけん引した。2007年7月生まれのヤマルがゴールデンブーツを獲得すれば、1962年チリW杯で20歳8カ月にして共同得点王となったハンガリーのフロリアン・アルベルト(1941~2011)を抜き、史上最年少受賞者となる。4月に太もも裏を負傷したヤマルは、16日のカボベルデとのH組第1戦までにコンディションを整えるため調整を続けている。