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民意の警告認めると言いながら内輪もめに明け暮れる与党

民意の警告認めると言いながら内輪もめに明け暮れる与党

Posted June. 12, 2026 08:27,   

Updated June. 12, 2026 08:27


与党「共に民主党」が11日に非公開で開いた議員総会では、6・3地方選挙の責任を巡り、鄭清来(チョン・チョンレ)代表の辞任を求める声が相次いだという。鄭氏は冒頭発言で「第一に団結、第二に団結、第三にも団結」と強調したが、地方選敗北の原因や公認・予備選管理を巡る議員らの厳しい批判が続いた。一部議員は「政府の成功と信頼回復のためには速やかに退くべきだ」として、本人を前に代表辞任を要求した。

こうした与党の内輪もめは、勝ったとも負けたとも言い難い今回の選挙結果を受け、その責任を巡る攻防が、2カ月後の党大会を見据えた党主導権争いへと発展しているためだ。李在明(イ・ジェミョン)大統領も「勝てるはずの地域で負けた、また勝たなければならない地域で負けたのなら、少なくとも成功とは言えない」と述べたが、それがそのまま鄭氏を念頭に置いた発言との指摘が出た。これに対して鄭氏は「国民は永遠であり、政権は短い」と含みのある発言をし、党内の親李派と親鄭派の応酬が激化した。

さらに、これまで李氏の海外歴訪出発時には必ず姿を見せていた鄭氏が、今回の欧州歴訪の出発時には姿を見せず、代わりに次期代表候補とされる金民錫(キム・ミンソク)首相が見送りに出たことで、党内対立の空気は一層強まった。そのさなか、党報道担当が「尹錫悦(ユン・ソクヨル)前大統領が党代表を追い落とそうとしていると批判していたが、大統領が今や同じことをしているのではないかと思った」と発言し、辞任する事態まで起きた。

当初の期待を下回る選挙結果の責任は、まず与党と執行部にあるかもしれない。しかし大きく見れば、大統領と政府を含む与党陣営全体にある。選挙結果を巡ってはさまざまな政治工学的分析があり得るが、結局は誰がどれだけ民意の流れを正しく読み取り、それに応えたのか、あるいは逆らったのかで決まる。民意は与党である「共に民主党」に厳しい警告を発した。勝てるはずの地域、勝たなければならない地域で敗北した理由がそこにある。

今は与党が内輪もめをしている場合ではない。まずは今回の選挙で明らかになった、国民の参政権を損なう前代未聞の事態を正さなければならない。対外環境の荒波に揺れる韓国経済と国民生活にも、一瞬たりとも気を緩めることはできない。民意の警告を前に、より低い姿勢を約束した以上、これまでの傲慢と独善を捨て、民生と統合のための政治を急いで立て直さなければならない。政権発足から1年で試練に直面した政府・与党にとって、それ以上に急ぐべきことも重い課題もない。