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李大統領「北は今も核物質を生産…非核化は放棄できない」

李大統領「北は今も核物質を生産…非核化は放棄できない」

Posted June. 09, 2026 09:18,   

Updated June. 09, 2026 09:18


李在明(イ・ジェミョン)大統領は8日の就任1周年の記者会見で、韓半島の非核化について「われわれは非核化という目標を放棄してはならない」と述べた。南北関係の修復を進めるために非核化に対する北朝鮮の反発を考慮しつつも、韓半島の非核化という目標を捨てることはできないとの立場を強調したのだ。

李氏は同日、「現実的には短期・中期・長期の目標を設定し、実際の対話を進めなければならない」と述べた。政府は昨年、「(核開発の)中断-縮小-廃棄」の3段階からなる北朝鮮核問題構想を打ち出している。

李氏は「(対北朝鮮)制裁は可能な限り最大限行っているが、(北朝鮮が制裁を回避する)中国側の扉が完全に閉じているかは分からず、ロシア側の扉は確実に開いている」とし、「北朝鮮は今この瞬間も年間10~20発の核兵器を製造できる核物質を生産している。大陸間弾道ミサイル(ICBM)技術も性能向上を続けており、ほぼ最終段階に達したと評価されている」と強調した。

その一方で、これを放置することは状況をさらに悪化させる「無責任な行為」だとし、「現在の状態でこの状況を止めるだけでも韓半島と国際社会の助けになる」と述べた。また、「われわれは核武装することもできない。韓国が核武装すれば、日本や台湾が黙っているだろうか。地域全体が核武装し、核だらけになる」として核武装論を批判した。

李氏は、「北朝鮮の核兵器や弾道ミサイル技術が体制維持に必要な範囲を超えれば輸出されるだろう」とし、「それを防ぐだけでも国際社会の利益になる」と分析した。そのうえで、「だから私は今、核物質の追加生産停止、核物質の海外搬出阻止、ICBM技術開発の中止だけを短期目標として交渉すべきだと考えている」と述べた。さらに、「これをもって『なぜ非核化を放棄したのか』と言うのであれば、現実を放置してさらに悪い状況を招くことになる」とし、「この話はトランプ米大統領にも何度も伝えたし、他国の首脳たちにも説明している」と付け加えた。

李氏は同日、日本政府が求めている韓日物品役務相互提供協定(ACSA)について、「(高市早苗首相に)国民感情を考えると、現時点で受け入れるのは難しいと伝えた」と強調した。李氏は「今の韓国国民は(この協定について)『何を言っているんだ』と思うだろう」とし、「私自身は現実的な必要性があると考えている。(だが)こんな話をすると私は叱られる。韓国の立場も理解してほしいと高市氏に伝えた」と説明した。

そのうえで、「北東アジアの安全保障問題は、複合的な多国間安全保障体制へと長期的には進むべきだと考えている。(しかし)今は慎重でなければならない側面がある」との考えを示した。

韓日パートナーシップ強化の流れの中で、李氏は歴史問題の解決原則についても言及した。李氏は「明らかに殴られた側なのに(中略)親しくは付き合えても、本当に完全な協力ができるだろうか」とし、「本質的にきれいに整理された状況ではないからだ。そうしてこそ(整理されてこそ)真の韓日関係が実現する」と述べた。さらに、「(日本側が)『殴って本当に申し訳なかった』と心から言わなければならない。いつかはそうなると思う」と強調した。


申圭鎭 newjin@donga.com