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米、ブラジル犯罪組織を「テロ組織」指定 ルラ大統領「内政干渉だ」

米、ブラジル犯罪組織を「テロ組織」指定 ルラ大統領「内政干渉だ」

Posted June. 01, 2026 08:59,   

Updated June. 01, 2026 08:59


今年10月の大統領選挙を控えた中南米最大の経済大国ブラジルで、現職大統領と前大統領の対立が激化している。トランプ米政権が、ブラジルの二大犯罪組織を「テロ組織」に指定すると、反米色の強いルラ大統領(写真)が「内政干渉だ」と強く反発した。

ルラ氏は先月29日、セルジッペ州で演説し、「米国がわれわれを子ども扱いすることを容認しない」とし、「『バナナ共和国』(大国に押されて主権を十分行使できない弱小国)のように扱われることも受け入れない」と反発した。前日の28日、ルビオ米国務長官は、「コマンド・ヴェルメーリョ(CV)」と「プリメイロ・コマンド・ダ・キャピタル(PCC)」を5日付で外国テロ組織(FTOs)に指定すると発表した。

この決定に先立ち、ルラ氏の政敵でもある親米色の強いボウソナロ前大統領の息子らは、米ワシントンでテロ組織指定に向けたロビー活動を行った。特に今回の大統領選挙で野党候補として出馬し、ルラ氏と対決する可能性が取り沙汰されているボウソナロ氏の長男フラビオ上院議員(45)は最近、トランプ大統領と直接会い、テロ組織指定を求めた。

「ブラジルのトランプ」と呼ばれるボウソナロ氏は、第1次トランプ政権時代から蜜月関係を築いてきた。トランプ氏は、国家転覆企図容疑などで収監中のボウソナロ氏の釈放も求めたことがある。

しかし、ルラ氏はボウソナロ氏の動きを巡り「祖国を裏切った」と強く批判した。さらに、トランプ政権がテロ組織指定にとどまらず、ブラジルに対する全面的な金融制裁に乗り出す可能性も排除できないと懸念している。

もともと麻薬密売組織として始まったCVとPCCは、ブラジル社会に大きな影響力を及ぼしている。特に一部地域では、連邦政府に代わって主要流通網を事実上掌握しているとの見方もある。今回のテロ組織指定により、両組織と関係の深いブラジルの一部農業、エネルギー、鉱業、通信企業も、米国の監視対象となる可能性が指摘されている。


キム・ハギョン記者 whatsup@donga.com