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最近のMZ文化、すべて「仏様の手のひらの上」

最近のMZ文化、すべて「仏様の手のひらの上」

Posted May. 26, 2026 08:08,   

Updated May. 26, 2026 08:08


ソウル鍾路区(チョンロク)の曹渓寺(チョゲサ)近くに勤める会社員のクォンさん(32)は、会社帰りに曹渓寺で仏教大学の授業を受け、燃灯会にも3年連続で参加している。しかし、彼は仏教信者ではない。クォンさんは24日の電話インタビューで、「興味があれば来て見て、気軽に体験してもいいという仏教の開放的な雰囲気が好きだ」とし、「燃灯会は『韓国で必ず行くべき祭り』として紹介され、外国人も多く訪れる。今年はロボット犬が提灯を運ぶなど、さらに面白い要素も多かった」と語った。

若い世代を中心に、仏教を一つの文化やライフスタイルとして受け止める雰囲気が広がっている。信仰自体への関心も少なくないが、「瞑想・休息・コンテンツ」の言葉で受け入れる人が多い。最近では「法名作り」や「精進料理巡り」など、仏教を体験する方法も多様化している。

●「仏陀は優れた心理学者」

特に、こうした雰囲気は出版市場で顕著だ。今年上半期(1月1日~5月14日)、オンライン書店イエス24の自己啓発分野ランキングで、『仏の言葉どおりに生きてみたら』(ウィルマ)が1位を記録したのが代表例だ。

著者のトニー・フェルナンド教授は、ニュージーランドのオークランド大学で20年間、心理医学教授として在職し、既存治療の限界を実感した後、仏陀の教えと瞑想を臨床に積極的に活用した。数日から数カ月に及ぶ「一時出家」も4回経験した。

フェルナンド氏は、仏陀を宗教的次元ではなく、日常の心の管理と自己省察の領域から解釈した。同氏は著書で、「私は仏陀を歴史上最も優れた心理学者だと考えている」とし、「2600年前に仏陀がストレスにアプローチした方法は、今日の医師が疾病を診断し治療する方法と似ている」と説明した。

仏教関連書籍の人気は分野を問わない。ソンジェ僧侶、チョングァン僧侶らを中心に精進料理が注目され、仏教料理本の販売量は今年上半期、前年同期比約9倍に増えた。小説分野では、ヘルマン・ヘッセの『シッダールタ』の人気も目を引く。最近3年(2023~25年)連続で販売増加傾向を見せ、今年上半期販売量も前年同期比138%増となった。

●「法名作り」遊び、「釈迦の誕生日カフェ」も

「覚光(カクグァン)」

24日の釈迦の誕生日、記者があるインターネットサイトで生年月日を入力すると、こうした法名が表示された。「悟りの光へ進む修行者」という意味だ。法名は出家した僧侶や授戒式を受けた在家仏教徒が受ける名前だが、オンラインで仮想的に作ってくれる「私の法名」イベントが人気を集めた。一日で555件のコメントが付き、「定華(チョンファ)」「慈性(チャソン)」「慧徳(ヘドク)」など、新たに得た法名や意味を共有する内容が多かった。

ソウル東大門区(トンデムンク)の蓮華寺では同日、「釈迦誕生日カフェ」がオープンした。アイドルの誕生日にファンダムがカフェを借りて開く「誕生日カフェ」文化から着想を得たイベントで、今年で3年目となる。内部には王冠をかぶった仏像パネルと誕生日の膳が用意され、壁面は仏陀のポスターなどで埋め尽くされた。

このように、MZ世代(ミレニアル+Z世代)にとって仏教は、日常で楽しむ文化として受け止められているようだ。大韓仏教曹渓宗によると、先月開かれたソウル国際仏教博覧会の来場者約25万人のうち、81.7%がMZ世代だった。

曹渓宗は、こうした流れが仏教の「方便(ほうべん)」精神と通じるとみている。曹渓宗のキム・チュヨン広報チーム長は「仏教には相手の理解や状況に合わせて教えを伝える『方便』という概念がある」とし、「元曉(ウォンヒョ)大師も、当時貴族中心だった仏教を大衆へ広めるため、歌や踊りなど親しみやすい方法で近づいた」と話した。さらに「仏教が厳粛で重々しい方法だけで伝えられる必要はない」とし、「ライフスタイルや文化として仏教を体験する流れも肯定的に見ている」と付け加えた。


キム・ソミン記者 somin@donga.com