Go to contents

感情対立に発展した一本化協議 蔚山・平沢乙・釜山北甲で遠のく候補一本化

感情対立に発展した一本化協議 蔚山・平沢乙・釜山北甲で遠のく候補一本化

Posted May. 26, 2026 08:08,   

Updated May. 26, 2026 08:08


投票用紙に「辞退」と表示できる事実上の一本化デッドラインとされる期日前投票前日(28日)まであと3日に迫ったが、接戦地域では候補一本化が実現しない様相となっている。与党「共に民主党」の金相旭(キム・サンウク)候補と進歩党の金鍾勲(キム・ジョンフン)候補による一本化を進めていた蔚山(ウルサン)市長選では、世論調査が突然中止された。与野党候補5人が争う京畿道平沢(キョンギド・ピョンテク)乙の国会議員再選挙では、民主党と祖国革新党の感情対立が激化しており、釜山(プサン)北甲でも保守系一本化の可能性が次第に薄れている。

●蔚山市長選の革新系一本化、「国民の力」の逆選択で混乱

蔚山市長選に立候補した民主党の金相旭氏は25日、フェイスブックで「『国民の力』支持勢力の実質的介入によって民主・進歩市民の意思反映がゆがめられ、『国民の力』勝利に寄与する民主・進歩一本化になるなら、受け入れられるのか」とし、「批判を覚悟してでも悩み、決断しなければならない問題だ」と話した。民主党と進歩党は、23~24日にそれぞれ1社ずつ選定した世論調査会社による調査結果の平均値で単一候補を決めることで合意していたが、金相旭氏側は調査2日目の24日に世論調査を即時中止させた。その背景について、「国民の力」支持者による逆選択があったためだと主張した。

進歩党は、金相旭氏側が進行中の世論調査結果をどうやって事前に知ったのか明らかにすべきだと反発している。申昌眩(シン・チャンヒョン)事務総長は同日、国会で記者会見を開き、「(世論調査結果を)事前に見なければ分からない話をしたこと自体、民主主義の基本原則を深刻に損なう行為だ」と主張した。世論調査会社が進行中の調査結果を事前公表したことが確認されれば、公職選挙法違反で処罰される。該当調査会社は「金相旭候補側から23日午後9時頃、『普段と異なるパターンがあるか』と問い合わせがあり、調査協力率が通常よりやや高いという趣旨でのみ回答した」と釈明した。

民主党は、逆選択防止条項を盛り込んで改めて世論調査を行い、一本化候補を決めようと提案したが、進歩党側は金相旭氏が何らかの形で責任を取るべきだとの立場を示しているという。一本化のマジノ線とされる期日前投票前日まで残り3日という中、一本化手続きが混乱したことで、事実上、多者構図での争いが避けられなくなったとの見方が出ている。

●金勇男候補の疑惑巡り祖国革新党と民主党が応酬

京畿道平沢乙では、民主党の金勇男(キム・ヨンナム)候補を巡る「貸金業者借名運営疑惑」をめぐり、祖国革新党の曺国(チョ・グク)候補が激しく攻勢をかけ、両党の感情的対立に発展している。曺氏は同日、CBSラジオの「パク・ソンテのニュースショー」で、金勇男氏の関連疑惑に言及し、「(『国民の力ゼロ』を目指す)ソウルや慶尚道(キョンサンド)地域の選挙に非常に悪影響を及ぼしている」とし、「(民主党が)自ら解決すべきだ」と金勇男氏の辞退を求めた。

これに対し民主党は、祖国革新党候補の一部が民主党で懲戒歴を持つ人物であることを強調し、反撃に出た。趙承来(チョ・スンレ)事務総長は「違法党員募集などで懲戒処分を受けて離党したり、予備選不服で永久復党禁止となった人物らを集めて候補にしたのが正常な公認なのか」とし、「(金勇男氏関連疑惑は)候補辞退に値する事案ではない」と線を引いた。

釜山北甲国会議員補欠選挙に出馬した「国民の力」の朴敏植(パク・ミンシク)候補は25日、無所属の韓東勲(ハン・ドンフン)候補との保守系一本化の可能性について、「一本化は断固としてない」と一蹴した。韓氏も「一本化しようと圧力をかけたことはないのに、(朴氏が)一人でなぜああなのか分からない」とし、「結局、民主党にきちんと勝てる候補は韓東勲だけだ」と強調した。


趙東住 djc@donga.com