
小学生の子ども3人を育てる40代のイ氏は、父母の日に合わせ、100万ウォンを超える海外高級ブランドの指輪を購入した。親ではなく、自分自身への贈り物だ。イ氏は「値段が高く、普段から買うかどうか悩んでいたが、母親として頑張った自分のために思い切って買った」と話した。
8日の父母の日を前に、MZ世代(ミレニアル+Z世代)の親たちが、自分自身にプレゼントを贈り、その様子をソーシャルメディア(SNS)で共有するケースが相次いでいる。幼い子どもを育てた苦労を自らねぎらい、以前から欲しかったり必要だったりした物を買って自祝するものだ。自分を大切にするMZ世代の傾向が反映されているとの分析が出ている。
7日のSNSには、父母の日に自分への贈り物を買った体験談が相次いだ。ある育児コミュニティーには、「父母の日を記念して高級香水を『セルフプレゼント』した」との投稿が掲載された。あるネットユーザーは、「『自分も親なのに、私へのプレゼントは誰が用意してくれるのか』と思い、カーネーションのディフューザーを購入した」と明かした。ゲーム機やゲーム用パソコンを自分へのプレゼントとして購入したという父親たちの事例も目立った。
乳幼児を育てる親たちは、「自分だけの時間」を自らに贈るケースもあった。1歳の双子を育てるイ氏(30)は8日、子どもたちを夫の実家に預け、実母と一緒にトロット公演を観に行く予定だ。イ氏は「コンサートは、実母と育児で苦労した自分へのプレゼントだ」とし、「母親であり娘でもある『大人子ども(キダルト)』として1日を過ごすつもりだ」と語った。2歳の娘を育てるオ氏(44)は、育児でたまった疲れを癒やすため、経絡指圧マッサージを予約した
こうした現象は、自分を大切にするMZ世代の「ミーイズム(Meism)」傾向を反映したものとみられる。誠信(ソンシン)女子大学消費者産業学科の許慶玉(ホ・ギョンオク)教授は、「最近の世代は『自分』のための消費に価値を置くため、特別な日に自分自身をいたわり、心理的満足感を得る傾向がある」と説明した。
チョン・ドンジン記者 イ・スヨン記者 haedoji@donga.com






