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「原油1バレルでも」 大統領秘書室長、カザフ・オマーン・サウジへ急派

「原油1バレルでも」 大統領秘書室長、カザフ・オマーン・サウジへ急派

Posted April. 08, 2026 08:45,   

Updated April. 08, 2026 08:45


姜勲植(カン・フンシク)大統領秘書室長が原油とナフサの追加確保のため、7日からカザフスタン、オマーン、サウジアラビアを相次いで訪問する。先月、アラブ首長国連邦(UAE)を訪問し、国内の1日の石油消費量(約280万バレル)の約8倍に当たる2400万バレルを確保したのに続き、1カ月後に再び戦略経済協力大統領特使の資格で出国した。ホルムズ海峡封鎖で世界が供給網の多角化確保を巡り激しく競争する中、姜氏が「ディールメーカー」として前面に立つ。姜氏は「1バレルでも、1トンのナフサでも確保できるなら訪問しなければならない」と述べた。

●姜氏、7度目の特使出国「エネルギー長期需給に備える」

姜氏は7日、大統領府の定例会見で「昨年基準でホルムズ海峡を通じた輸入依存度が原油は61%、ナフサは54%に達する我が国経済の特性上、中東情勢が完全に解決するまで代替供給先の確保努力が切実に求められる状況だ」と述べた。続いて「現在はエネルギー不安が長期化する局面に入ったと判断している」とし、「UAEで2400万バレルを確保したのは短期的な不安を和らげるためだったが、今回は長期需給に備えるためのものだ」と説明した。

今回の特使団には、金正官(キム・ジョングァン)産業通商部長官ら関係省庁や国内エネルギー企業関係者も同行した。姜氏は「政府高官レベルの協議が言葉だけに終わらないよう、実際に石油やナフサを導入する企業と緊密に協議し、タンカーや石油製品運搬船が国内の港に到着するまで必要な支援を惜しまない方針だ」と強調した。

姜氏は現在の原油確保量について、前年に比べ「4月は59%、5月は約69%が確保された状態だ」とし、「追加確保が継続して行われており、周辺国よりはるかに良い状況だ。着実に準備している」と述べた。日本のNHKは5日、日本政府が5月に前年比約60%の原油を確保する見通しだと報じた。

姜氏は中東への特使訪問を通じて、再び「ディールメーカー」として動く。特使としての出国は今回が7度目だ。姜氏は昨年11月、李在明(イ・ジェミョン)大統領の親書を携えてサウジアラビアを訪問した。2400万バレルを確保したUAEには2度訪問し、ムハンマド大統領を「叔父さん」と呼ぶなど親密な関係を築いた。ムハンマド氏も「ここは君の第2の故郷だ」と歓迎したという。UAEの実力者とされるハルドゥーン行政庁長官とはメッセンジャーアプリ「ワッツアップ」で随時連絡を取り合っているという。中東戦争勃発後も同アプリで安否を気遣い、UAEを訪問した際には「困った時の友こそ真の友だ」と歓迎を受け、原油確保の成果を引き出した。

●ホルムズ孤立船舶「国際協力の下で通航推進」

韓国大統領府は非常経済状況点検会議に「リアルタイム信号機システム」を導入し、塗料、指定ゴミ袋、尿素水、コンクリートなど約80のエネルギー関連品目の需給状況を点検している。価格が上昇中であれば赤、1カ月以内に上昇見通しであればオレンジ、2~3カ月以内に上昇傾向であれば黄、上昇でなければ青で表示する方式だ。姜氏は「異常兆候が確認されれば、代替供給先や規制緩和策をあらゆる角度から探る」とし、「机上の空論に終わらないよう最善を尽くしている」と述べた。

姜氏は、現在ホルムズ海峡に留まっている韓国船舶26隻について「乗組員の安全を最優先とする前提の下、船会社の立場と国際協力の枠組みを考慮し、安全に海峡を通過できる方策を講じている」と述べた。さらに「乗組員の安全は毎日確認しており、船内に閉じ込められているためもどかしいだろうが、現在までのところ問題はない」とし、「船内には約2週間分の食料と4週間分の医療品が確保されている」と説明した。


朴訓祥 tigermask@donga.com