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「アルテミス2号」、月への遷移軌道に投入

「アルテミス2号」、月への遷移軌道に投入

Posted April. 04, 2026 09:17,   

Updated April. 04, 2026 09:17


米国の有人月探査計画「アルテミス2号」が地球軌道を離脱し、月へ向かった。

米航空宇宙局(NASA)は2日午後7時49分(現地時間)、アルテミス2号の有人宇宙船「オリオン」が月遷移軌道投入に向けた点火を実施し、地球軌道を離脱したと発表した。人類が地球軌道を離れたのは1972年のアポロ17号以来、54年ぶりとなる。

アルテミス2号は1日午後6時35分(現地時間)、米フロリダ州のケネディ宇宙センターで打ち上げられた。その後、地球軌道上で生命維持装置などの点検を行うとともに、近接飛行試験を行った。近接飛行は、同じ軌道上にある別の宇宙船と結合(ドッキング)するための過程で、宇宙飛行士が半手動で機体を調整しながら操作する必要がある。今後、2028年ごろにアルテミス4号が有人月面着陸に挑む際には、燃料補給などのため、こうした近接飛行が不可欠になる見通しだ。

宇宙飛行士たちは、これらの過程をすべて正常に終え、月遷移軌道に入った。宇宙船はその後、月の重力を利用して8の字を描くような軌道で月の周囲をかすめて回り、10日に地球へ帰還する予定だ。地球から最も遠ざかる月の裏側には6日ごろ到達する見込みで、オリオンに搭乗した4人の宇宙飛行士は、肉眼で月の裏側を観測する計画だ。。

ジャレッド・アイザックマンNASA長官はソーシャルメディアで、「アルテミス2号は正式に月へ向かう軌道に乗った」とし、「米国は再び宇宙飛行士を月へ送り出す段階に入り、今回はこれまで以上に遠くへ到達する」と話した。

オリオンはおおむね順調に航行しているが、機内では大小さまざまなトラブルも発生している。打ち上げから約50分後には地上局との通信が一時途絶えたほか、トイレが故障し、宇宙飛行士たちが約6時間かけて自ら修理する場面もあった。また、2日(現地時間)未明には、宇宙飛行士が使用する電子メールソフト「アウトルック」に不具合が発生し、地上局に修理を要請した。NASAは遠隔操作で問題を解決する方針を示した。


チェ・ジウォン記者 jwchoi@donga.com