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北朝鮮女子サッカーチームが優勝 「北側」表現に反発し会見退席

北朝鮮女子サッカーチームが優勝 「北側」表現に反発し会見退席

Posted May. 25, 2026 09:25,   

Updated May. 25, 2026 09:25


アジアサッカー連盟(AFC)の女子チャンピオンズリーグで優勝した北朝鮮のネゴヒャン女子サッカーチームが、優勝記者会見の途中、「北側」という表現に反発して退席した。2018年に仁川(インチョン)で開かれた国際卓球大会以来8年ぶりとなる北朝鮮選手団の訪韓を機に、南北民間交流再開への期待感も高まったが、終始冷ややかな反応を示したことで、韓半島情勢の緊張局面が改めて浮き彫りになった。

ネゴヒャン女子サッカーチームのリ・ユイル監督とキム・ギョンヨン選手は23日、水原(スウォン)総合運動場で行われた日本の東京ヴェルディベレーザとの決勝で1—0で勝利した後、公式記者会見に出席した。リ監督は優勝の感想として、「創設から14年でアジアの頂点に立てたのは、ひとえに敬愛する(金正恩)総書記同志と党の温かい愛情と配慮のおかげだ」と述べた。

対立はその後、韓国メディアの質問の過程で起きた。ある記者が「北側の女子サッカーは以前からレベルが高い」と切り出すと、リ監督は険しい表情で質問を制止した。続いて通訳を通じて、「国号を正しく呼べ。あの人の質問は受けない」と伝えた。記者が改めて望む表現を尋ねると、キム・ギョンヨン選手は「朝鮮民主主義人民共和国だ」と答えた。その後、2人は会見場を後にし、他の選手たちもミックスゾーン(共同取材区域)で取材陣の質問に答えず通り過ぎた。リ監督は2022年杭州アジア大会当時、韓国との準々決勝後の記者会見でも、韓国記者が「北側」と表現したことに対し、「北側ではなく『朝鮮民主主義人民共和国』だ」と強く反発した。

試合前日の22日の会見でも、韓国メディアがネゴヒャンと東京ヴェルディの決勝について「韓日戦に匹敵する激戦になりそうだ」と質問すると、リ監督は「『韓日戦に匹敵する』とはどういう意味か」と不快感を示した。これは、南北を一つの民族ではなく別個の国家とみなす北朝鮮の「敵対的二国家」路線が反映されたものとみられる。

朝鮮中央通信など北朝鮮官営メディアは24日、優勝ニュースを大きく報じながらも、試合が韓国で開催された事実や、韓国政府が南北交流協力基金3億ウォンを支援した韓国民間団体による共同応援については一切言及しなかった。共同応援団は、準決勝で相手チームだった水原FCウィメンの池笑然(チ・ソヨン)選手がPKを失敗した際に歓声を上げ、北朝鮮ネゴヒャンチームの得点にはさらに大きな声援を送ったとして、韓国国内で物議を醸した。

ネゴヒャン女子サッカーチームは24日午後、仁川国際空港から中国・北京へ出国し、1週間にわたる訪韓日程を終えた。李在明(イ・ジェミョン)大統領は前日、X(旧ツイッター)を通じて祝賀メッセージを送り、「今回の大会が平和と和合というスポーツの価値を改めて考える契機になることを願う」とし、「ボールは丸く、われわれはまた会うことになるだろう」と記した。


申나리 journari@donga.com