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BTS、カムバックまでの葛藤を記録 ドキュメンタリーで舞台裏公開

BTS、カムバックまでの葛藤を記録 ドキュメンタリーで舞台裏公開

Posted March. 24, 2026 08:55,   

Updated March. 24, 2026 08:55


「BTSとして12年を生きることは祝福だ。しかし、この大きく輝く王冠は、背負いきれないほど重く、怖くもある」

BTSメンバーが新譜「ARIRANG」の制作過程を追ったドキュメンタリー「BTS:ザ・リターン」で、リーダーのRMはこう語った。2022年に完全体で行ったコンサート「Yet to Come in BUSAN」、入隊と除隊の現場、昨年の新曲制作の様子などを収めた本作(1時間33分)は、27日午後4時からネットフリックスで公開される。

作品は、新譜発表に至るまでのメンバーの葛藤と問題解決の過程を追う。昨年夏、メンバーは米ロサンゼルスに集まった。早期のカムバックを目指したが、決定的なアイデアが浮かばなかった。「BTSももう終わりだ」と揶揄されるのではないかとの不安と、ファンをこれ以上待たせたくないという思いの間で、プレッシャーは増していった。

転機となったのは「ハワードの七人の韓国人」の逸話だった。1896年、米ワシントンのハワード大学に渡った朝鮮人留学生7人のうち3人が、民族音楽学者アリス・C・フレッチャー(1838~1923年)の招きで「ラブソング:アララン(Love Song: Ar-ra-rang)」を録音したという実話だ。これに着想を得て、韓国の代表的民謡「アリラン」の旋律を一部取り入れた楽曲「ボディ・トゥ・ボディ」などが制作された。この過程で「『愛国主義に寄り過ぎる』と不快に感じる人もいるかもしれない」(V)、「いろいろな料理を無秩序に混ぜたビビンバのようだ」(RM)といった率直な悩みを語る姿も収められている。

自然体で描かれるBTSの日常も見どころだ。メンバーは夕食をとりながら酒を酌み交わし、過去の映像を見て笑い合うなど、等身大の青年としての一面を見せる。監督のバオ・グエン氏(51)はこうした親密な瞬間を捉えるため、メンバーにもカメラを持たせた。そのため作品はホームビデオのような雰囲気も漂う。

20日、ソウル鍾路区(チョンノグ)のシネキューブで開かれた記者懇談会で、グエン監督は「BTSとして生きるのは大変だが、彼らは共にいることで乗り越えられると感じた。この作品は兄弟愛の物語だ」と語った。

21日に世界約190カ国へ生中継されたソウル・光化門(クァンファムン)広場でのカムバック公演の映像も大きな人気を集めている。23日、グローバルOTTランキングによると、「BTSカムバックライブ:ARIRANG」は前日基準で77カ国のネットフリックス映画部門で1位を記録した。