
警察はマクロプログラムを使ってKポップ公演チケットを大量予約した後、最大25倍の価格で転売し、71億ウォンの犯罪収益を得ていた「ダフ屋カルテル」を摘発した。警察が確認した対象公演は約190件、販売されたチケットは3万300枚余りに上る。
京畿(キョンギ)北部警察庁サイバー捜査課は11日、業務妨害と公演法違反などの疑いでダフ屋グループ16人を摘発し、このうち販売総括の男(28)と開発総括など3人を拘束送致した。彼らは転売業務を統括する者、マクロプログラムを開発する者、チケット予約を行う者など役割を分担し、組織的に犯行を続けてきた。
彼らは人工知能(AI)を利用し、主要サイトの予約ページが開く前に座席選択段階まで進入する「決済待機」や、キャンセルされたチケットを横取りする「ホールディングアオム(ID移動)」プログラムを開発し、予約に利用した。予約サイトのセキュリティ政策を無力化し、人気公演のチケットを違法に大量確保したもので、1人で126枚のチケットを確保した事例もあった。
こうして確保したチケットは平均3~4倍の利益を上乗せし、個人や海外のダフ屋に再販売された。昨年3月、高陽(コヤン)総合運動場で開かれたG―DRAGON(GD)のワールドツアー公演では、定価22万ウォンのチケットが最大270万ウォンで販売された。昨年7月のBLACKPINKワールドツアー公演ではVIPチケットが400万ウォンで取引され、20万ウォンのチケットが500万ウォンで売られるケースもあった。
彼らは公演会場での本人確認手続きを回避するため、「政府24」のモバイル身分証を改ざんするシステムも独自に構築していた。また1309人が参加するチャットルームで、こうしたマクロプログラムや予約サイトのセキュリティ無力化の方法、警察の取り締まり状況などを共有していた。
捜査の結果、摘発された総括役は警察の捜査が迫る中、生成型AI「チャットGPT」に自らの容疑を基に拘束の可能性を尋ねていたことも分かった。男は「年商6億ウォン規模のダフ屋犯罪で出国停止となり、逮捕状まで発付されている可能性が高い」とし、「この状況でも弁護士を選任して自首すれば不拘束となる可能性が高いか」と質問していた。しかし男は最終的に拘束された。
警察は昨年8月からマクロを利用したダフ屋取引の集中取り締まりを行い、コンサート会場で末端の販売役を先に摘発した後、上層部を順次検挙した。警察は海外へ逃亡した別の開発総括をインターポールの赤手配などで追跡するとともに、海外のダフ屋組織についても捜査を続ける方針だ。
コ・ジンヨン記者 goreal@donga.com






