
障害のある息子2人を育てる「母親アスリート」のエラナ・マイヤーズテーラー(42・米国)が、5度目の挑戦でついに金メダルを手にした。
テーラーは17日に終わったミラノ・コルティナ冬季五輪のボブスレー女子1人乗りで、4本合計3分57秒93を記録して優勝した。3本目まではラウラ・ノルテ(28・ドイツ)に0.15秒差の2位だったが、最終4本目に59秒51を出し、59秒70だったノルテを0.04秒上回って逆転した。
テーラーは2010年バンクーバー大会から2022年北京大会までの4大会で銀3個、銅2個を獲得した。5度目の五輪で初の頂点に立ち、冬季五輪個人種目では史上最年長(41歳4か月6日)の金メダリストとなった。自ら保持していた黒人選手の冬季五輪最多メダル記録も6個に伸ばした。米女子選手の冬季五輪最多メダル記録ではボニー・ブレア(62・スピードスケート)と並んだ。21日に始まるボブスレー2人乗りでメダルを追加すれば、ボグダン・ムショル(69・ドイツ)が持つ歴代最多五輪メダル(7個)にも並ぶ。
テーラーは今大会の約2か月前、持病の腰痛などでコンディション調整に苦しんだ。夫に「これ以上続けるのは不可能だ。もう終わりだ」とメッセージを送ったこともある。引退を真剣に考えたが、夫の説得で翻意し、再び五輪の舞台で世界の頂点に立った。
長男ニコ君(6)は聴覚障害とダウン症があり、次男ノア君(4)にも聴覚障害がある。2児は観客席で母の優勝を見守った。テーラーは「この4年間、不可能だと思った瞬間は本当に多かったが、戦い続けると決めた。子どもたちに手話で『ボブスレー』『ボブスレー競技』『チャンピオン』を教え、一緒に練習してきた。感激の瞬間を家族と共有できてうれしい」と語った。
チョ・ヨンウ記者 jero@donga.com






