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「ファーストレディの地位を利用した私益追求」 金建希と旧統一教会癒着を断罪せよ

「ファーストレディの地位を利用した私益追求」 金建希と旧統一教会癒着を断罪せよ

Posted January. 29, 2026 10:26,   

Updated January. 29, 2026 10:26


金建希(キム・ゴンヒ)氏が、旧統一教会(世界平和統一家庭連合)から利権事業に関する請託の見返りとしてシャネルのバッグやグラフのネックレスなど高額な金品を受け取った罪について、裁判所は懲役1年8か月を言い渡した。今回の1審判決により、史上初めて元大統領夫妻がそろって実刑を受ける事態となった。とりわけ、ファーストレディという地位を私益追求の手段として悪用した点で、わが国の政治史に消し難い汚点を残した。判決文で裁判所は「(金氏は)請託と結びついた高価なぜいたく品を拒めず受け取り、自身を飾ることに汲々としていた」と断じた。

裁判所は、金氏が2022年7月にシャネルのバッグとグラフのネックレスを受領した際、旧統一教会が政府支援を期待しての請託であることを認識していたと判断した。請託も対価性もなかったとする金氏の主張を退けたのである。旧統一教会幹部だった尹鍈鎬(ユン・ヨンホ)氏は、コンジン法師のチョン・ソンベ氏に対し、旧統一教会事業のため政府支援が必要だと述べ、金建希氏はバッグを受け取った後、支援のために努力していると尹鍈鎬氏に語った。国政に関与するいかなる権限も持たない金氏が、金品を対価に政府政策へ介入しようとしたこと自体、国政の私物化と言わざるを得ない。

金氏はグラフのネックレスを受け取っていないと主張したが、裁判所は虚偽と認定した。さらに、シャネルのバッグ受領に関与した最側近に対し、受領事実を否認するよう指示した点についても、虚偽の陳述を強要したと厳しく非難した。人事請託の見返りとして受け取ったヴァンクリーフ&アーペルのネックレスについても、金氏は説明を変え続けた末、ネックレスを渡したソヒ建設会長の自筆陳述書によって露見した。

裁判所は、ドイツモーターズ株価操作への共謀、またミョン・テギュン氏から無償提供された世論調査の見返りとして与党公認に介入した疑惑については無罪とした。しかし、官職を対価とした高額金品の受領という売官売職の疑惑、与党代表選挙に介入しようとした旧統一教会の集団入党への関与など、公職人事や政党活動への介入疑惑については、今後も司法の判断を待たねばならない。

旧統一教会との癒着疑惑は金氏にとどまらない。同日、裁判所は「尹核官(尹前大統領の腹心)」と呼ばれる権性東(クォン・ソンドン)議員が、2022年大統領選を前に尹鍈鎬氏から1億ウォンを受け取った容疑を有罪とし、懲役2年を言い渡した。尹錫悦(ユン・ソクヨル)前大統領は、大統領選直後に尹鍈鎬氏と面会した際、旧統一教会の各種懸案事業の請託を受け、「在任中に実現させよう」と述べた事実が、特検の公訴状に記されている。旧統一教会が権議員とチョン氏という2つの窓口を通じて、それぞれ尹前大統領と金氏に接近していた構図だ。夫妻と旧統一教会の間に、どのような癒着があったのか。なお多くの解明すべき点が残されている。