Go to contents

カンボジア拠点の犯罪容疑者73人を送還 被害総額487億ウォン、過去最大規模

カンボジア拠点の犯罪容疑者73人を送還 被害総額487億ウォン、過去最大規模

Posted January. 24, 2026 09:45,   

Updated January. 24, 2026 09:45


カンボジアで韓国人869人から約487億ウォンをだまし取った容疑が持たれている韓国人の被疑者73人が、23日に韓国へ送還された。被疑者の一括送還としては過去最大規模となる。被疑者らは到着後、直ちに管轄の捜査機関に引き渡され、取り調べを受けている。

政府横断で構成された犯罪対応タスクフォース(TF)によると、23日午前9時41分ごろ、仁川(インチョン)国際空港にチャーター機で到着した。内訳は、恋愛感情を装って金銭を詐取する「ロマンス詐欺」や投資勧誘グループの運営に関与したとされる被疑者70人と、人質強盗やギャンブルなどの容疑を受けてい3人を含む、合計73人をチャーター便で送還した

送還には、被疑者1人につき2人の護送要員のほか、不測の事態に備えた予備人員や医療スタッフなど、計199人が動員された。機内では、刃物類を使わずに食べられるニンジンサンドイッチなどが提供されたという。

入国審査場に姿を現した20~30代の男性被疑者の多くは、現地の暑さの中で着用していた短パンの上に、防寒用の厚手の上着を羽織っていた。帽子やマスクで顔を隠し、両腕を拘束された状態で護送要員に付き添われながら列を成して移動した。およそ1時間にわたる入国手続きを経て、待機していた護送バスやワンボックス車に分乗し、釜山(プサン)や忠清南道(チュンチョンナムド)、ソウルなどの管轄警察署へ移送された。

釜山警察庁には、いわゆる「ノーショー型詐欺」グループの構成員49人が一括して送致された。このグループは、公務員を装い「飲食店に団体客が行くので、指定の業者からウィスキーを購入しておくように」とだまし、194人から69億ウォンを詐取した容疑がある。蔚山(ウルサン)警察庁では、ディープフェイクを用いたロマンス詐欺により104人から約120億ウォンをだまし取ったとされる韓国人夫婦を捜査している。2人は美容整形を繰り返して捜査の網を逃れていたとされる。法務部は、現地で釈放されたとの情報を入手後、検察官を派遣し、現地当局の協力を得て再逮捕し、犯罪人引き渡し手続きに付した。

また、ソウル警察庁では、昨年7月までカンボジアにコールセンターを設け、「ジャナス・ヘンダーソン」などのグローバル金融会社を装って229人から194億ウォンをだまし取った組織の関係者を捜査している。TF所属のユ・スンヨル警察庁捜査企画調整官は、「国民に被害を与える犯罪については、国内外を問わず追跡・検挙し、必ず責任を問う」と述べた。


クォン・グヨン記者 9dragon@donga.com