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金与正氏、韓米演習に反発 「恐ろしい結果招く」

金与正氏、韓米演習に反発 「恐ろしい結果招く」

Posted March. 11, 2026 08:42,   

Updated March. 11, 2026 08:42


北朝鮮の金与正(キム・ヨジョン)朝鮮労働党総務部長は10日、韓米合同軍事演習「フリーダムシールド(FS)」に強く反発し、「恐ろしい結果を招くことになる」と挑発を予告した。与正氏が「あらゆる利用可能な特殊手段」や「超強力な攻勢」などと述べたことから、有事の際に北朝鮮が核戦力を動員する可能性を示唆したとの見方も出ている。

与正氏は同日午前に談話を発表し、FS演習について「わが国家の主権と安全領域に接近して繰り広げられる敵対勢力の軍事力誇示の遊戯だ」と批判し、「下手をすれば想像するのも恐ろしい結果を招きかねない」と警告した。そのうえで「われわれは圧倒的であるほかないあらゆる利用可能な特殊手段を含む破壊的な力を装填し、その抑止力の責任ある行使によって国家と地域の安全に対する戦略的脅威を鉄壁のごとく管理していく」と述べた。

さらに「敵対勢力に対し、われわれの戦争抑止力とその致命性について絶えず、繰り返し認識させる」とし、「敵が対抗することさえ思いもよらないほど恐るべき破壊力を蓄え、国家の確固たる平和を守る」とも述べた。今回の談話は、与正氏が第9回党大会で閣僚級に昇格した後に初めて出たもので、対韓・対米メッセージを担う従来の役割に変化はないとみられる。

これについて韓国統一部当局者は「威嚇的な表現はあるが、米国を直接名指ししておらず、核戦力にも言及していない」とし、「現在の情勢を踏まえ、韓米合同演習について指摘しておく程度の対応」と述べた。中東情勢などで不確実性が高まる中、米国を刺激しないよう水準を調整したとの意味だ。

一方、与正氏の談話直後、米国は弾道ミサイル追跡に特化したコンバットセント(RC—135U)偵察機やリベットジョイント(RC—135W)偵察機など、北朝鮮の挑発兆候を監視する兵器を沖縄の嘉手納空軍基地に投入したとみられる。


申나리 journari@donga.com