
開催国の利も、「金相植(キム・サンシク)マジック」の前では通用しなかった。金監督(50)が率いるベトナムのU-23(23歳以下)代表が、2026年アジアサッカー連盟(AFC)U-23アジアカップでグループAを首位突破し、準々決勝進出を決めた。
ベトナムは13日、サウジアラビア・ジッダのプリンス・アブドゥラ・アル・ファイサル・スポーツシティ・スタジアムで行われたグループA最終第3戦で、開催国サウジアラビアを1-0で破った。第1戦でヨルダンに2-0、第2戦でキルギスに2-1で勝利していたベトナムは、3連勝(勝ち点9)でグループリーグを終えた。サウジアラビアは勝ち点3(1勝2敗)にとどまり、敗退した。
首位で通過したベトナムは、前回王者の日本(グループB1位)との準々決勝対決を回避した。準々決勝では、グループA2位のヨルダン(勝ち点6=2勝1敗)が日本と対戦する。ベトナムのU-23アジア杯最高成績は、朴恒緖(パク・ハンソ、67)監督が率いた2018年大会の準優勝だ。
この日のベトナムは、地元の声援を背に攻勢に出ると見られていたサウジアラビアを相手に、「守備重視からのカウンター」戦術を採用した。サッカーデータサイト「Sofascore(ソファスコア)」によると、ボール支配率(39%対61%)、シュート数(3対19)、枠内シュート(2対7)と、数字ではいずれも押し込まれたが、守備に徹した結果だった。
金監督は後半開始と同時に交代カードを2枚切り、20分足らずで采配が的中する。途中出場のMFグエン・ディン・バックが後半19分、味方のパスを受けてペナルティーエリア左へ抜け出し、相手DF3人をかわした後、ゴールライン付近から放った左足シュートがGKを抜いてゴールに吸い込まれた。サウジアラビアはその後も猛攻を仕掛けたが、7セーブを記録したベトナムGKチャン・チュン・キエンの好守に阻まれた。
金監督は試合後、「選手たちがチームのために身を削り、90分間闘志を発揮して勝ち点9を勝ち取った。素晴らしいと思う。ワンチームとして戦えば、準々決勝でも良い試合ができるはずだ」と語った。
金培中 wanted@donga.com






