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「漫画の冒険がゲームに」 コミックス・ウェブトゥーン・アニメIPの新作続々

「漫画の冒険がゲームに」 コミックス・ウェブトゥーン・アニメIPの新作続々

Posted January. 01, 2026 10:50,   

Updated January. 01, 2026 10:50


国内外のゲーム各社が、人気ウェブトゥーンやコミックス、アニメーションを基にした新作の投入を加速させている。低迷が長期化するゲーム市場で、すでにファンダムを確立し、確かな物語性を備えたウェブトゥーンや漫画、アニメの知的財産(IP)を活用することが、「確実な戦略」として定着しつつある。

1日、ゲーム業界によると、ネットマーブルは昨年11月末に「俺だけレベルアップな件:アライズ・オーバードライブ」(オーバードライブ)を発売した。人気ウェブトゥーンでありアニメでもある「俺だけレベルアップな件」のIPを用いた新作で、モバイル対応の前作「俺だけレベルアップな件:アライズ」(アライズ)をパソコンやコンソール向けに移植し、アクション性を一段と高めた。実際にプレイすると、前作でやや物足りなかったスキル演出やキャラクターの動きなど、戦闘描写がより自然になった印象を受ける。課金誘導への疲労感を招きがちな有料通貨を用いたアイテムやキャラクターのガチ

ャ要素を排し、利用者にとって選択肢となり得る。

原作のメインストーリーを忠実にたどる構成で、物語性も見どころだ。起承転結や演出を再現したかのような3次元(3D)グラフィックス、ウェブトゥーンのカットシーンを行き来する描写は没入感を高める。原作既読の利用者は感動を追体験でき、未読のユーザーも漫画やアニメを見る感覚で、抵抗なく物語に入れる。

ネットマーブルは、「俺だけレベルアップな件」のIPを活用した新作「俺だけレベルアップな件:カルマ」(カルマ)を、今年上半期の発売を目指す。アライズとオーバードライブが原作を忠実になぞったのに対し、カルマは原作でも描かれていない「27年間の君主戦争」を描く。ゲーム専用の「オリジナルストーリー」のため、制作チームはウェブトゥーン原作者とアニメ制作委員会の監修を受けており、原作由来の物語が逆に原作へ影響する、新たな「相互拡張性」も期待される。

このほか、累計5500万部を売り上げた日本の人気漫画を原作とする「七つの大罪」を基にしたゲーム「七つの大罪:オリジン」も、今月の発売を予定している。

バイトダンス傘下のゲーム会社ニューバースが手掛ける、人気漫画・アニメ原作「BLEACH」のIPを用いた新作「BLEACH: Soul Resonance」も、昨年のグローバル事前登録者数が1500万人に達し、注目を集めた。いわゆる「元祖少年漫画3大作品」(ワンピース、ナルト、ブリーチ)の一角を基に制作され、物語を忠実に反映している。原作漫画とアニメに基づくエピソードや展開を、3Dモデリングで立体的に表現した。

原作キャラクターの特性を的確に反映したスキルや、主人公が仲間と協力して戦う原作の戦闘様式を再現した3人パーティー制のバトルシステムも、原作への郷愁を抱くゲーマーを満足させる要素だ。

中央(チュンアン)大学経営学部の魏晶泫(ウィ・ジョンヒョン)教授(韓国ゲーム学会長)は、「創作コストを抑えつつ、一定のヒットが見込める点が、ウェブトゥーンや漫画といったオリジナルコンテンツを活用する強みだ」と話した。


パク・ジョンミン記者 blick@donga.com