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申智愛「来季はJLPGA30勝で永久シードをつかみたい」

申智愛「来季はJLPGA30勝で永久シードをつかみたい」

Posted December. 11, 2025 10:49,   

Updated December. 11, 2025 10:49


「多くの方が期待してくださる分、必ず30勝を達成したい」

日本女子プロゴルフ(JLPGA)ツアー通算29勝、プロ通算66勝の申智愛(シン・ジエ、37)が、2026年シーズンの目標をこう語った。JLPGAツアーでは30勝到達者に「永久シード」が与えられる。

10日、ソウル市江南(カンナム)区で行われた自身のアパレルスポンサーイベントで取材に応じた申智愛は、「プレッシャーを手放せばもっと楽に優勝できる気がする。まず1勝を早く挙げ、その後さらに積み重ねたい」と話した。「今年はチームスタッフの入れ替わりもあって安定したプレーが難しかったが、今は心強いチームができた。特に後半戦で組んだキャディとは来年もコンビを続けるつもりだ」とも話した。

申智愛は来年1月から豪州メルボルンで新シーズンに備える。新人時代から「練習の虫」として知られ、毎日スイング1000回、パット2000球を続けてきた。「冬の練習は自分だけに集中して研究でき、感覚を磨ける『没頭の時間』なので好きだ。メルボルンは日照時間が長く、夜9時まで練習できる」と言い、「JLPGAは例年3月第1週に開幕するので、それに合わせて調整する」と話した。

申智愛は今年、JLPGA開幕戦「ダイキン・オーキッド・レディス」で準優勝し、通算獲得賞金1位に浮上。シーズン終盤には14億5963万円(約137億ウォン)まで記録を伸ばした。また、5月のメジャー戦の「ワールドレディスチャンピオンシップ・サロンパスカップ」で優勝するなど、今季22試合で1勝、トップ10入り10回という成績を残した。

それでも「悔しい一年だった」と申智愛は振り返る。「冬の練習からサロンパスカップだけを見据えていたが、いざ優勝すると慢心が生まれた気がする。もっと楽に進めるはずが、苦しい一年になった理由だ。過程を省いて結果だけを追う練習になってしまい、『自分に負けた』という思いが残った。2026年は自分自身に勝つ一年にしたい」と語った。

毎年「ゴルフに没頭しよう」と決意してきた申智愛だが、引退はまだ考えていないという。「仲間が引退していく中で、自分も引退を思い描くかと思ったが、まだそうではない。選手として自分を追い込む状況を楽しむ情熱があるので、もう少し長く続けられそうだ」と話した。


キム・ジョンフン記者 hun@donga.com