
李在明(イ・ジェミョン)大統領は、12・3違法非常戒厳から1年を前に、「各所に隠された内乱行為を放置すれば、いずれ必ず再発する」と述べた。
李氏は同日、X(旧ツイッター)に「北朝鮮の汚物風船の散布より前に、国軍心理戦団が対北ビラを先に散布し、意図的に挑発した」という趣旨の記事を添付しながら、「戦争になるところだった…偉大なる大韓国民が防いだ」と投稿した。また、「戒厳を名分に戦争を開始しようとして、軍に命じ北朝鮮にまで風船を飛ばした」と付け加えた。戒厳から1年を目前にしても、解明すべき戒厳関連の疑惑が依然残っていることを強調したものだ。
政府は先月から、非常戒厳に関連して公職者が違法行為に関与していたかどうかを調査する「憲法尊重・政府革新タスクフォース(TF)」の本格的な活動を開始している。李氏は先月16日、Xで「信賞必罰は組織運営の基本中の基本だ」とし、「内乱の克服も、積極的な行政の推進も、やるべきことはすべて行う」と書き、非常戒厳事態に関与した公職者を厳しく処罰する意向を示した。
李氏は3日午前、特別声明を発表する予定だ。声明には、非常戒厳の克服と内乱清算の重要性、国民統合と経済成長などのビジョンが盛り込まれるとの見方が出ている。大統領室の関係者は、「民主主義の危機を防いだのは国民であり、その偉大なる国民への感謝を伝える内容が中心になる」と述べた。
朴訓祥 tigermask@donga.com






